黒執事【その悪魔、再び】��

第48話 ページ9

蘭｢うん。でも、慣れてるし、助けてくれたことにかわりはないでしょ？ありがとう！｣

純粋すぎて涙が出てくるな。

貴｢…さようなら｣

踵を返した。

燃える。

燃える。

天に昇る。

火の粉が光る。

真夏の太陽よりも赤く、赤く。燃え上がる。

あの日の夜もこんな風に不気味な赤色が月を染め上げて、輝いていたな。

そういえば。

貴｢おいクソガキ｣

ｺﾅﾝ｢…｣

背後にいるのは知っていたよ。

貴｢怪盗キッドの話はニュースで聞いているよな｣

ｺﾅﾝ｢あぁ。皇社長のビルに忍び込んだってやつだろ？｣

貴｢今度のあいつの獲物が何か…知りたいか？｣

ｺﾅﾝ｢なに？｣

貴｢RCE(アールシーイー)…RED･CAT’S･EYE｣

ｺﾅﾝ｢赤い猫の目…？｣

通称は猫眼石(ねこめいし)。

宝石の一種で金緑石(クリソベリル)の変種。猫睛石(びょうせいせき)とも言う。

厳密に言うと「キャッツアイ」というのは、光の効果で宝石に猫の目のような模様がでる｢キャッツアイ効果」のことであり、「猫目石」を「キャッツアイ」と称するのは正しくない。

「クリソベリル」という名前をつけて、「クリソベリル・キャッツアイ」と呼ぶほうが正確である。
(Wikipediaより)

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