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第53話 ページ14
貴｢ええっ？｣
いきなりそんなことを言われても難しいな。キセキの世代の特徴を知ってる訳では無いし、これといってすごいデータも無い。
貴｢瀬名先輩には聞かなかったの？｣
瀬名先輩というのは、私が夏に抜けた後、バスケ部に加わったコーチ的な人だ。
私よりも一つ上で、相田先輩達と同い年。私と同じでキセキの世代と渡り合える器を持つと噂され、女子バスケ界で有名な『
黒子｢まだ何も言えないと…｣
貴｢そっか…まぁ、私も瀬名先輩は少しよくわかんないしなぁ…｣
鯖山｢うちから一ついい？｣
黒子｢はい？｣
鯖山｢赤司は二人いる。それは君も知ってるよね｣
黒子は静かに首を立てに振る。
鯖山｢今の方は多分…負けを知らないつまり、自分より強い者は存在しないと思っている｣
だからこそ、そこで不意をつき、力尽くでも勝てれば、恐らく今の赤司は動揺し、自分から壊れる。
鯖山｢ただ、昔みたいな赤司が出てきたら勝ち目はないと思った方がいいよ｣
孤独と全てを兼ね備える彼の力は未確認。
チームワークが加われば、彼はチームメイトの力を、100に近い数値で引き出してくる。
鯖山｢1度だけ、私もエビに入れられたことあるんだよね｣
貴｢入れる…？あー、あん時か｣
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作者名：�� | 作成日時：2017年10月9日 0時
