敵わない ページ19
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薫side
零くんに呼び出されてリズリンの事務所に向かった午後14:30。
どうやら用件は次の仕事の確認だけのようで、そんなのメールすればいいのに…と思いつつ零くんが機械音痴なことを思い出して苦笑いをこぼした。
たった五分で暇になってしまい、どうしようかと適当にES内をふらついていると、『白兎』をみつけた。
薫｢Aちゃんっ♪｣
｢わっ、！？ …もう、かおるさん！前にそれやだっていったもん、｣
見つけたのは、会議室から出てきた白兎ことAちゃん
後ろから抱きつくと驚き目を丸くした。
あぁ、白兎っていうのは髪の毛の色と寂しがり屋で甘え上手なところが兎っぽいなって♪
薫｢ごめんごめん！かわいいから、つい♪｣
｢むぅ…かおるさんのばか｣
拗ねたように頬をふくらませる。
相変わらずあざといな〜〜？
薫｢あはは、嫌いになった？｣
｢…ん〜ん、すき｣
そう言って服の裾と俺のハートを掴まれる。
こうやってきゅんとさせられるのは何度目だろうか？
この子には一生かけても敵いそうにない。
薫｢ね、今から一緒にパンケーキ食べに行かない？｣
仕事がどうとか頭の中を過ったが、ダメ元で誘ってみたらなんと答えはOK。
自分から誘っておいてあれだけど……
薫｢さすがの七種くんも交友関係は制限してないんだね｣
｢いばら？｣
薫｢うん。サミットの時Aちゃんと話してると七種くんガードが入るって零くんが言ってたからさ〜｣
思い当たる節があるのか少し苦笑いした後、幸せそうに微笑んだ。
｢いばら、Aのことだ〜いすきだから♪｣
Aもいばらがだいすき♡ なんて聞かされてしまった。
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ジェラったので仕返し程度にSNSにパンケーキとAちゃんの写真を添付して 『デートしたよ♪』と載せたら、自室に帰った時凪砂くんに冷たくされてしまった。
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悲劇は止まらず、明日Eden総出でマウントを取られることを俺はまだ知らない。
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まお(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます〜！励みになります(；_；) (2022年3月24日 23時) (
レス) id: 0b8642f972 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…応援してます！更新頑張ってください！！ (2022年3月24日 18時) (レス) @page10 id: a7ee2e648e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｐ | 作成日時：2022年3月19日 22時
