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14話 ページ15

「……ん…」








眩しい…









目を開けると真っ白な光が私の中に入り込んできた。









しばらく目をパチパチさせて光に慣れると、やっと辺りが見えるようになった。









「ここ…どこ…」









私は白いベッドの上にいて、周りは薄い緑色のカーテンに覆われている。









思うように動かない体に、謎の痛みを感じながら必死で頭を回転させる。









すると、カーテンが小さな音を立ててゆっくりと開いた。









こ「…あ、起きてる!あぁーー良かったー…」









その人は脱力したように大きなため息をついた。









こ「すごい音がしたと思って見てみたら階段の下で倒れてるんだもん。マジびびったんだけど」









…階段?倒れる?









「あの…すみません、どちら様ですか」









その人は一瞬戸惑った顔をしたが、すぐに納得したように「あ〜」と言って私に日記のようなものを渡してきた。








こ「これ、読んでみて」






私は言われた通りその日記を開く。







読み始めてから数分、ようやく状況を理解した。






私は今高校生で、寝ると記憶がなくなってしまう。









「あの…私の事は分かったんですけど…あなたは…」







こ「あ、僕ころん。大神さんの隣の席で、大神さんが階段から落ちたところを助けたんだ。」








なるほど…









時計を見ると針はもうすぐ6時を指しそうなところだった。









時計を見ている私に気づいたのか、ころんくんは思い出したように言った。









こ「最終下校時刻6時じゃん!大神さん、立てる?」









「あ…はい」









ころんくんの焦った様子から私も少し焦ってしまい、急いでベッドから降りる。









どうやらここは保健室だったみたいだ。









地に足をついた瞬間、痛みで床に座り込んでしまう。








それに気づいたころんくんは慌てて手を引いてくれる。








こ「んー…1人で帰るのはキツいか…」








「家まで送る?」と聞いてきたころんくんに、私は苦笑いで首を振る。









こ「えぇ?マジ?大丈夫?」







「はい、多分大丈夫です」









納得いかないような顔をしたころんくんは、おもむろにケータイを取り出して電話をかけ始めた。








こ「もしもし、なーくん?あのさ、この前の子、今日だけうち止めていい?」









…え?

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うい(プロフ) - 凄く「今夜、世界からこの恋が消えても」と似てて小説の発売日と照らし合わせたら主さんの方が先にネタ思いついてて腰抜かしました…めちゃくちゃ面白いです😸💞 (2023年2月21日 2時) (レス) id: ed6dd285e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち - ころんくんが家に泊めるときになーくんに電話してたときの泊めるの字が止めるになってましたよ 上から目線でごめんなさいm(_ _)m (2022年5月17日 6時) (レス) @page29 id: 2e0541f151 (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - そうです! 一度検索しみて下さい。 (2019年5月5日 11時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)
あうら(プロフ) - 白玉さん» テレビか本とかですかね…? (2019年5月4日 21時) (レス) id: 5af2deacde (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - これ読んだ瞬間「掟上今日子の備忘録」っていうの思いだした (2019年5月4日 20時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あうら | 作成日時:2018年10月14日 23時

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