40話 ページ41
その後、るぅとくんと莉犬くん、さとみさんが帰ってきてリビングに私を含めた7人が集まった。
こ「…で、3人組に大神さんが襲われた」
それぞれがソファーやら椅子やらに座っているなか、ころんくんは今日の出来事を皆に話していた。
さ「いや、もう思いっきりころんのせいだろ」
話し終えた直後にさとみさんが言った。
り「いや〜ころちゃんモテるからな〜」
る「女の子って怖いですね…」
莉犬くんとるぅとくんは苦笑いの表情を浮かべる。
な「Aちゃんは？体調とか大丈夫？」
「あ、はい。全然元気です！」
私は両手で拳を作って答える。
こ「大神さん、ほんっとにごめん！」
ころんくんは顔の前で両手をあわせる。
「いや、本当にころんくんのせいじゃないよ！」
ころんくんは納得いかなそうに頭をポリポリとかく。
る「こんな必死に謝るころちゃん初めて見ました…」
り「それな」
こ「いやいつもちゃんと謝ってるからw」
ころんくんがそう言うと、その場がシーンと静まりかえる。
え、え？と困惑しているころんくん。
その空気に思わず笑ってしまう。
ころんくんは、毎日こんな暖かい空間で過ごしているんだろうか。
忘れたくない。
しょうがない、という言葉じゃ諦められないほどに
そう強く思った。
ジ「そろそろご飯作るか？」
ジェルさんの声でみんなが時計に目を向ける。
時刻は6時半を指していた。
こ「でも僕さっきパスタ食べたからあんまりお腹空いてないんだよね」
「わ、私もあんまり…」
さ「俺らの分は？」
さとみさんがころんくんに向かって言った。
こ「作ってないけど」
さ「は？」
こ「え？」
さ「あのさあ、普通作るだろ！？」
こ「知らねえからwww自分で作れよ」
ころんくんが笑いながらそう言うと、さとみさんは「ま、ころんの飯まずいからな」と吐き捨ててキッチンに向かった。
周りの人はその様子を見て笑っている。
どうしたらこの気持ちを忘れないでいられるんだろう。
この気持ちだけでいいから。
明日も明後日も、ずっとずっと覚えていたい。
日記に書いたら気持ちも思い出せるとかないかな…
どっかのファンタジー漫画でもあるまいし、あるわけないんだけど
そんなくだらないことを考えて
勝手に期待してしまっている自分が
とてつもなく惨めに感じた。
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うい(プロフ) - 凄く「今夜、世界からこの恋が消えても」と似てて小説の発売日と照らし合わせたら主さんの方が先にネタ思いついてて腰抜かしました…めちゃくちゃ面白いです😸💞 (2023年2月21日 2時) (
レス) id: ed6dd285e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち - ころんくんが家に泊めるときになーくんに電話してたときの泊めるの字が止めるになってましたよ 上から目線でごめんなさいm(_ _)m (2022年5月17日 6時) (レス) @page29 id: 2e0541f151 (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - そうです！ 一度検索しみて下さい。 (2019年5月5日 11時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)
あうら(プロフ) - 白玉さん» テレビか本とかですかね…？ (2019年5月4日 21時) (レス) id: 5af2deacde (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - これ読んだ瞬間「掟上今日子の備忘録」っていうの思いだした (2019年5月4日 20時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうら | 作成日時：2018年10月14日 23時
