26話 ページ27
目が覚めて、1番最初には目に入ったのは…
天井…ではなく
男の人の顔だった。
私の方を見て優しく微笑む彼は怯える私に日記を手渡してきた。
ころん、と名乗るその人はとてもじゃないけど悪い人には見えなかった。
そして、昨日の私が書いたという日記の1番最後。
『ころんくんは特別な人です。』
昨日の私にとって、彼はどういう存在だったんだろうか。
こ「とりあえずリビング行こっか」
そう言って部屋のドアを開ける。
私より背は高いけれど、男性としてはあまり高くない彼の後ろ姿を追う。
リビングに入ると4人の男性がリビングでわちゃわちゃと話をしていた。
…誰！？
思わず顔を歪める私を見たころんくんが慌てて紹介をする。
こ「あ、こいつら僕とシェアハウスしてるメンバーで…」
な「ななもりやで〜」
ジ「ジェルでーす」
り「莉犬です！おはよう！」
る「る、るぅとです…」
こ「あと一人、さとみってやつがいるんだけどまだ起きてないから…」
すると、ななもりさんが朝ご飯だよ、と言ってテーブルの上にお皿を並べる。
な「昨日ね、美味しいパン屋さんのクロワッサン買ってきたんだ！いっぱい買って良かった〜」
こ「おぉ！めっちゃ美味そう！」
テーブルの上にはキラキラと光ったクロワッサンがいくつか置かれていた。
ジ「さ、Aちゃん！座って座って」
「あ、はい！」
ジェルさんに促され端っこの席に座る。
すると、すかさず隣にジェルさんが腰を下ろす。
その時、ころんくんの舌打ちが聞こえたような気がした。
朝ご飯を皆で食べて終えて、私は学校へ向かう時間になった。
「…あの、私学校わからないんですけど」
こ「あ、みんな同じ学校だから大丈夫。僕達と一緒に行こう！」
「はい…」
こ「あと、敬語はずして？」
ころんくんは頬を少し膨らませて言ってきた。
「いや、でも初対面の人に敬語は…」
そこまで言った時、私の頬は両側からころんくんの手に挟まれ、喋ることを強制終了させられた。
こ「僕からしたら初めましてじゃないし！昨日も敬語外してたから！」
そう言って私のほっぺをグニグニと触ってくる。
「は、はぃ…」
私の心臓は朝起きた時以上にドクドクと音を立てている。
さ「なーくんー！ころんがAちゃんにえっちなことしてるー！」
…あ
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うい(プロフ) - 凄く「今夜、世界からこの恋が消えても」と似てて小説の発売日と照らし合わせたら主さんの方が先にネタ思いついてて腰抜かしました…めちゃくちゃ面白いです😸💞 (2023年2月21日 2時) (
レス) id: ed6dd285e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち - ころんくんが家に泊めるときになーくんに電話してたときの泊めるの字が止めるになってましたよ 上から目線でごめんなさいm(_ _)m (2022年5月17日 6時) (レス) @page29 id: 2e0541f151 (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - そうです！ 一度検索しみて下さい。 (2019年5月5日 11時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)
あうら(プロフ) - 白玉さん» テレビか本とかですかね…？ (2019年5月4日 21時) (レス) id: 5af2deacde (このIDを非表示/違反報告)
白玉 - これ読んだ瞬間「掟上今日子の備忘録」っていうの思いだした (2019年5月4日 20時) (レス) id: 0b503add46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうら | 作成日時：2018年10月14日 23時
