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虚無 ページ7

長い、長い口付けが終わった。





わたしはほぼ放心状態だった。






その後彼が「また後で来る」と言っていたような気がするーーーが、
頭の中にもやがかかっていて何も考えられないわたしは、そのまま意識を手放した。



ーーーーーー


(無惨サイド)


こんなことは初めてだ!!

今まで千年の時を生きてきた私の人生の内でも、


『未来から来た人間と出会う』


と言うのは…初めてだ



非常に、非常に興味深い。



百年先を生きる娘を鬼にしたらどうなる?

その答えに興味を持った私は、すぐさま彼女にーーーAに、血を分け与えた。




…しかし、一つ引っ掛かる


女を率先して取って喰う童磨が、

何故Aを喰おうとせず ここまで連れて来たのか…?




…まあいい


完全な鬼化にかかる時間は長くとも一日ほど




また様子を見に行くとしよう

罅割れた→←染め上げる鮮血



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作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時

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