検索窓
今日:1 hit、昨日:27 hit、合計:87,741 hit

染め上げる鮮血 ページ6

次の瞬間、わたしはまた見知らぬ場所にいた。


今まで以上に豪華な内装に思わず息を呑む。
この男の人のお部屋なのかな…?


???「…A」

「! はい」


突然彼から名前を呼ばれて驚いた…けど、わたしは返事をする。


???「君が百年後の未来からやって来た、と言うのは…真か?」


彼は半信半疑といった具合でわたしに探りを入れてくる。


「…はい。」


まっすぐ、嘘のない視線を彼に向ける。


彼の…血の如く赤い瞳に吸い込まれそうになるけど…
わたしは本当の事を言っているまでだ。




???「…ほう。
実に興味深いな」




その反応にわたしは何故か恐怖を覚える。


ーーーその時。



一瞬の事だった。




目の前の彼は、自らの腕を切り裂いたのだ。





「…っ!?」





裂けた傷口から血が溢れ出る。




苦痛の表情など微塵も浮かべず、




彼はその血を自らの口に含み、




わたしと距離を詰め、




問答無用でわたしにーーー接吻する形で注いだ。






息が詰まる。




反射的に抵抗しようとするけど、変に抵抗したら…と考えてしまって何も出来ない。



されるがままだ。





涙が止まらない。






一体、なんのためにこんな事をされているんだろう。

虚無→←無限城



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。