検索窓
今日:4 hit、昨日:27 hit、合計:87,744 hit

過去、 ページ17

「ただい」





ガンッッッ!!!!!!!!




(ああ、またか)



今の大きな音は、父親がリビングのドアを閉めた音。



またお母さんと喧嘩でもしたのだろう。



そのまま2階の、父親の部屋に向かっていくのが見えた。





母「ん、おかえり」





リビングでわたしにそう言うお母さんの声色は、別段いつもと変わらない具合だ。





わたしの家庭事情はちょっと複雑。


小学6年生の頃父親が体調を崩して、仕事を辞めざるを得なくなった。

原因不明の病気で、暫くは薬を飲んで様子見をしろと医者には言われているらしい。


けど母親はそれを快く思わなかった。
事ある事に父親に関するストレスを…わたしに当てつけ、
少なくとも『普通』の範疇ではない暴力を振るわれた。

血を吐くほどには体調を崩した父親を労いもせず、わたしにも父親にも散々当たり散らかした。



最後に家族でご飯を食べたのはいつだっけ。



小学6年の、ほんとうに最初の頃だたったかもしれない。

過去、→←過去、



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。