検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:87,625 hit

いのちからがら ページ13

あ、食べられる。



やばい……………




ぎゅっと目を瞑った…が。






無「フ、Aは面白い娘だな」



「…えっ」




あれ、食べられて…ない?




無惨さんはわたしの頭をぽんぽんすると、




無「食べはしないさ。安心しろ」




と、まだ……笑いを隠しきれていない顔で言った。




あれ、これってもしかして…





「…無惨さん、わたしをからかったんですか!?」


無「さっき血を注いでいる時の反応が初々しくて嫌いではなかったからつい…な………」




彼は口元を手で抑えている上にこっちに背を向けているけど絶対笑っている。




「ええ……もう………」


ーーー


無「鬼は大体肉付きの良い人間を好む。
適度に筋肉がついている事を前提にな」

無「だがAはだいぶ細い。
例えばそうだな、極端な例だが
先日童磨と出くわしただろう?」



童磨さん…あの初めに出会って、ここに連れてきてくれた人だ。



無「奴はよく女を取って喰う。
そんな童磨が喰うには良い年頃のAが何故喰われなかったか……わかるか?」



「…!!」



わたしが…




「ほ、細…め…だったから?」



無「そういう事だ
同じような理由で他の鬼もAを狙う事はまず無いと思っていい」




「そ、そうなんですね…」




もしわたしがもう少し肉付きが良かったら、あの場で既に食べられてたんだ…




……ちょっと恐いかな





少し、『体重絞ってて良かった』とか思ってしまった。






無「…そして、



私がその鬼達を作り出した」






「………え………?」







気が遠すぎて言葉を失った。




無惨さん、が…?





全ての鬼の、創造主……………??

◆お知らせ→←瞳に灯す



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。