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寒い冬の日の、陽も沈み切った暗い帰路。
おぼつかないふらふらした足取りで家路を辿る。
ーーー
かじかんだ力の無い手で家の鍵を開け、暗い玄関をふらふら歩いてリビングのドアを開ける。
「ただい……」
電気は点いている。が、誰もいない。
まだまだ重い足取りで2階の自室へと向かった。
ーーー
疲れ切った私は、制服のままベッドに身体を放り投げる。
「………つかれた、」
無意識に零れ出た言葉。
わたしは、自分の人生の全てに失望し、絶望していた。
思い出したくもないし、思い出せる程の気力もないから何も言わないけど。
無意識に涙が溢れてきた。
いっそもうこのまま、溶けてしまえたらどれだけ楽だろうか。
もういいや、
そんなことをぼんやりと思い浮かべながらわたしは、溶けるように眠りについたーーー。
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作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時