押して押して押しまくれ【岩泉ー】

７.岩泉side ページ7

『徹ー！』


そう言いながら及川の所へ行った


ほんとあいつは意味のわからねぇことを連発するよな

付き合おうだとか5組行くだとか

素直すぎにも程がある

いちいちうるせぇしバカなやつ



浅野「……」


視線を感じ、前を見てみると

さっきAと話していたやつがじっと見てる

所々に金髪がはいってる

これ生徒指導ならねーのか？


岩泉「？なんか用か？」

浅野「……Aと仲良いのかお前」


いきなりAのことを聞いてきた


岩泉「？仲良いっつーか、昔から一緒にいるけど」

浅野「そ、それが仲良いって言うんじゃねーのかよっ」


まてまて、意味がわからねぇぞ


岩泉「なにが言いたいんだ？」

浅野「…な、なんでもねえよ」


なんか気に食わねえやつだな…

いや初対面からそれは失礼か


岩泉「それよりお前Aと席隣か？あいつうるせーだろ、わりぃな」


苦笑いをしながら言った

うるさすぎてぜってー迷惑かけてるよなあ


浅野「別に気にしてねーよ」

岩泉「ふーん、珍しいな、Aがうるさくしてねーとか。あいついつもうるさくして先生とかクラスのやつらに怒られてるんだよな、ハハッ」


中学のときのことを思い出したら笑いがでてしまった


中学のときなんて毎時間先生に怒られてたしな

それプラス隣のヤツからすげぇ引かれてるしよ

学習しねぇよなほんと


浅野「…お前さ」

岩泉「あ？」

浅野「……Aのことす、す…」

及川「岩ちゃんごめんねー！！」


なにか言おうとしていたところを、及川の声で聞こえなくなった


『岩ちゃん連れてきたよー！！』

岩泉「おせぇよクソ川！んで、なんだ？」

浅野「な、なんもねぇよっ」


そう言ってすぐ自分のらしき机に座ってスマホを構い始めた

なんだ？こいつ


Aの隣になって変になったんじゃないかと心配だった

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