押して押して押しまくれ【岩泉ー】

６.わたしside ページ6

浅野「大体てめえは…」

『あ、チャイム鳴った！やっと1日が終わったあぁぁ！』

浅野「人の話し聞け！このクソ女！」


わたしが席から立ったら浅野も席を立ちポニーテールをしている髪を軽くひっぱられた


『ちょっとなにすんのよ！』

浅野「その髪邪魔なんだよ、俺ボブがタイプなんだよなー」

『あんたのタイプなんてどうでもいいから！いいからその手離せ！』


未だに離さない浅野の手

イラッときて手を叩こうとしたら



岩泉「お前らなにしてんだ？」


後ろから岩ちゃんの声が聞こえた


『岩ちゃん！！』

浅野「っあ」


思い切り髪から手を振りほどき、ふりかえって岩ちゃんのほうを向いた


『なになに！？わたしを迎えに来てくれたとか！？』

岩泉「なわけねーだろ、部活あるから及川迎えきたんだよ」


えーショックすぎる…

徹を見てみると、また女子と話している

ななは…あ、いないよかった


『また女の子達と話してるから時間かかるかもね！その間にわたしと話してよーよ！』

岩泉「あ？そんな時間ねーよ」

『えええ！岩ちゃんのケチ！』

岩泉「うるせぇ！」


頭をバシッと叩かれた

い、痛いけど嬉しい…


『もう少し手加減してよ…』

岩泉「する必要ねーよ」

『はあ！？たくしょうがないなぁ、徹呼んでくるからここで待ってて』


徹ー！と呼びながら遠くにいる徹のところに行った


及川「ん？あ、A！」

『ごめんねあんた達、こいつ部活あるからもう行かなきゃなの！ほら徹、岩ちゃん待ってる！』


話していた3人の女子に謝り、岩ちゃんを指差して徹に言った


及川「えっウソもうそんな時間！？ごめんね、お話しまた今度しようね」


そう言ったら女の子達はしぶしぶ廊下にでていった


『ねぇ女の子と話しすぎじゃない？』

及川「んー？」


荷物をカバンに押し込んでいる徹に言った


『徹分かってるの！？気になる人に勘違いされるよ！』

及川「えっそれは嫌だ！」


焦る顔でこっちを見る

まさか今の今まで気づいてなかったの？

ありえない


『てゆーか、その気になる人って誰なの？』

及川「ん〜……Aの知ってる人かな☆よし岩ちゃんのとこ行こーう！」

『は？ちょっと…』


それだけじゃ分からないんですけど

足早に岩ちゃんのところに行く徹の後をついて行った

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