押して押して押しまくれ【岩泉ー】

３.わたしside ページ3

や、やっと学校に着いた…



岩ちゃん達といるとすぐケンカしちゃうなぁ

はっ！ケンカしちゃダメじゃん！

褒めていかないとダメなのに…


そう、わたしはずっと前から岩ちゃんのことが好きだ

いつも冷たい岩ちゃんだけど、カッコよくて実は優しいところにキュンときた

徹よりはマシだけど、たまに告白される所を見る

嫉妬しちゃうじゃんかよ、でも断ってるらしいからいっか(？)


近々告白しよっかなぁ

でもまだ押して押して押しまくれ作戦はまだまだだ

冷たい岩ちゃんにはもっと推さないと！！


教室への廊下を歩きながらそう考えていた



及川「じゃーねっ岩ちゃん」

岩泉「おう、放課後な」

『い、岩ちゃんなんで５組なのおお！！』


4組の前でそう話す


今までクラスが一緒だったのに、3年生になり最後の最後でクラスが離れた

神様はひどい



岩泉「あ？今に知ったことじゃねーだろ」

『もうやだよわたし徹と一緒だなんて！5組行く！』

及川「ちょっとA！？」


そして5組に行こうと1歩歩き出したら、首元の襟を掴まれた


『ぐえっ』

岩泉「そっちじゃねーだろこのバカ！さっさと4組入れ！」


襟を掴まれながら強制的に4組に入らせられた

岩ちゃん掴むなら腕にしてください！！


及川「ほら早く席着くよ〜」

『うるさい！こうなったのも全部徹のせいだ！』


徹に八つ当たりをした

言った瞬間少しは徹に悪いと思った

言い過ぎたかも？


そんな心配をして徹を見てみると




徹「そんなに岩ちゃんのこと好きなんだね〜？？」


そう言いながら誰にも聞こえないように耳打ちをしてきた


そんな心配したわたしがバカだった



『顔近い！気持ち悪い！しね！！』

徹「いたっ！」


肩を思い切りグーで叩いてやった


そしてわたしはすぐに席に着いた













？「……なんなのあいつ」

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