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「東堂………すまん。怒らないで聞いて欲しい…」
「なんだよ、やけによそよそしいな」
「あのだな………お前の……
いや、なんでもない。気にするな東堂…」
「怪しいな、加茂お前なんか隠してるだろ」
「隠してなんかない、」
「言え、今なら許してやる」
「嘘ついてるわけじゃないよな」
「ああ。
ほら、早く言え。高田ちゃんの散歩番組始まっちゃうだろ!!!」
「あのな東堂………実は床に剥がれ落ちていたポスターを踏んでしまってな……それで」
「ちょっと待て加茂。それってもしかして高田ちゃんの限定ポスターじゃないよな」
「………………やっぱり聞かなかったことにしてくれ」
「待てよ、逃がすわけ無いだろうがぁぁぁああ!!!」
凄く騒がしいと思って声のする方に足を運んでみればそこに居たのは騒がしさの主原因東堂くんとその東堂くんを怒らせたんだろう加茂くんが睨み合っていた
「あの2人相変わらずよね」
『まあ原因を作ってるのは加茂くんなんだけどね』
桃ちゃんと呆れながら話すのが私の日課でこれが京都校の平和
東堂くんからの攻撃を避けるべく軽やかな動きで部屋中を駆け回る加茂くん。
そんな彼は思わせ振り発言が凄くて私はそれに悩まされている
これでも一応加茂くんに恋してる乙女だもん…!!!
と我ながら謎の自信を溢れさせて言っちゃってるけど、先程述べた思わせ振り発言に本当に悩んでいるのだ
加茂くんって天然女たらしなの?それともただの女たらしなの?
の二択で最近は迷っているけど多分前者の女たらしだろうな………
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作者名:泡沫 | 作成日時:2022年1月16日 3時