ミン ユンギの苦悩

6 ページ6

暴れ狂いそうなのをなんとか抑えていると
ただいまーと呑気な声が玄関から聞こえてきた。


声的に多分イケメン2人組だろう。
アホの方が無理やり連れて行ってたし。

まず末っ子は玄関を開けてただいまとは言わない。



TH｢おー！A来てたんだ！｣

｢うん、オッパに呼ばれてね｣



95lineということもあってか
割とAとテヒョンは仲がいいと思う。

ま、俺にはかなわないけど。
かなわないけどな、俺が1番！！



JK｢ただいま、ヒョン｣

JM｢おかえり〜！｣

JK｢うわ、帰って早々暑苦しいですね｣

JM｢え？酷くない？え？？｣



うむ、良くやったジョングク。
後で褒美をつかわそう。

別に今までのことを引きずってるわけじゃない。


グクは人見知りを発動したのか、
Aにはぺこりと頭を下げるだけだった。

つまりグクの得点は＋1万点。



JN｢取り敢えずパーティーの用意しようか｣

JM｢ですね！そろそろいい時間ですし｣



ソファから立ち上がろうとする2人を手で制する。
全員キョトンとした顔で見つめてくるが
俺の方が理解ができない。

馬鹿共め。この俺を誰だと思ってる。
天才、ミンユンギだぞ？？？



Aのお祝いパーティーに
事前準備してないわけねぇだろうが。




NJ｢ただいま｣

HS｢ただいま！外暑っつい！！｣



大量の荷物を持った2人が無事帰還。
汗だくなところを見ると胸が熱くなる。


Aのために良くやった！
次は俺のためによろしく。



JN｢え、え？｣

YG｢2人に予約したの取ってもらってきた｣

JK｢宅配しなかったんです？｣

YG｢俺宅配アプリ入れてねぇ｣

JN｢いや入れろよ！｣



何故かぷりぷり怒りながら
ジニヒョンは2人から荷物を受け取っていた。

ちゃんとお礼は前渡ししてるのに。



｢ユンギオッパ｣

YG｢ん？｣

｢…嬉しいけど、オッパはお金出すだけ？｣

YG｢……違う｣



急いで立ち上がり2人から荷物を奪い取る。


嫌だ嫌だ嫌だ！！
Aに嫌われるくらいなら
アイドルやめて介護施設に入った方がマシだ！



あと、Aは怒ると怖い。
それも凄く怖い。



今泣いていない俺を誰か褒めてくれ！！！！

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す