ミン ユンギの苦悩

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落ち着け、落ち着け俺。
今日は女神のデビュー祝いをするんだぞ？

おおらかにいこうじゃねぇか。



YG｢A何食いたい？｣

｢んー、そうだなぁ｣

YG｢何でもいいぞ。今日はオッパの奢り｣

｢あ！じゃあチキン！
ここで皆で一緒に食べたいなぁ｣



チッキイイイイイン！！！！

えぇ？？チキン？？？
そんなのいくらでも買ってやる！
皆で食いたいとか、可愛すぎかよ！！！

頬の緩みを抑えながら、
今度は頭を軽く撫でてやる。



YG｢そんなんでいいのか？もっと高いもんでも｣

｢ううん、いいの！
中々会えないオッパとご飯食べられるのが1番のプレゼント！｣



ニッコリ笑いながら、
頬を染めたAに思わず手を合わせそうになった。

待ってくれ！お兄ちゃん死んじゃうから！
なんで俺の妹ってこんなに最高なんだ！？

頭脳よし、容姿よし、性格よし、
もう欠点が見つからない……。
アーメン、俺に最高の妹をプレゼントしてくれてありがとうございます。




YG｢とびっきり美味いチキン用意してやる｣

｢えへへ、ありがとう。ユンギオッパ｣




ユンギオッパって響きが最高だよな。
多分世のオッパで俺が一番幸せ。

幸せに浸りつつあると、
いいなぁと言うぼやき声が聞こえた。



｢何がいいの？ジミンくん｣

JM｢えっ！？声に出てた！？｣

JN｢バッチリ出てたよ｣

YG｢お前にもチキンはちゃんとあるぞ｣




食べ盛り(？)の弟に食わせないわけがない。
そもそも最初から8人でお祝いするつもりだ。

声に出たのが恥ずかしかったのか、
ほんのり頬が赤色に染まっていた。



そう、思っていた。



JM｢……Aちゃんにオッパって呼ばれてみたいなぁ、なぁんて｣

｢へっ、へっ！？｣

JN｢ねぇ嘘でしょ？ねぇジミナってそこまで馬鹿だったの？？｣



俺は一体何を見せられてるんだ？

顔を真っ赤に染める女神が可愛いってことか？
焦るジニヒョンの顔が面白いってことか？


多分俺は白目を向いていることだろう。
現状を理解できていないことが
それを明確にしている。



｢え、えと…｣

JN｢え？嘘でしょ？Aちゃんジミン殺すの？｣

｢……じみん、おっ、ぱ｣

JM｢あ、……え、へへ｣



またまた流れる甘酸っぱい雰囲気。

照れ臭そうに笑い合う2人はいつの間にか
膝同士をくっ付けて向かい合って座っている。




JN｢ユンギ、お、落ち着いて、ね？？？｣

YG｢はぁ？落ち着いてますけどぉ？｣

JN｢落ち着いてないやつううう！！！！｣

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