ミン ユンギの苦悩

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今日も今日とてAを
思い出しながら仕事に励む。

天使のこと考えるだけで仕事頑張れるっていうか
最近armyにも益々カッコよくなった言われるし。

やっぱ俺最高だな！！！！



YG｢お疲れ様です｣

｢あ、シュガさん！お疲れ様です！
今回のステージも期待してます！｣

YG｢はは、ありがとうございます｣



重そうな機材を抱えた男性スタッフに
笑顔で会釈し、その場をあとにする。

裏方があっての俺達だからな。
常に感謝しねぇと。


ほんといい男過ぎない、俺？？？？？？



『ゆんぎさぁん！』



甲高い猫なで声が聞こえる。
前方から鴨が葱を背負ってやって来てた。

お前のそういう所は俺割と嫌いじゃない。
マヌケだなぁって思って、
そんな奴が俺の天使虐めてるとか滑稽だしな。



ま、それは置いておいて
まずは無視してみるか。




YG｢……｣

『………………は？』




目も合わせずに、その横を通り過ぎる。
ナイスタイミングと言わんばかりに
別室からスタッフが出てきた。


やはり、天は俺とAに味方したか。




｢あ、お疲れ様です！｣

YG｢お疲れ様です｣




さっきとは違い、とびきりの笑顔で答える。

うんうん。
きっと怒りで震えてるだろうな！

ざまぁ！！！！




YG｢うおっ！｣

『もぉ〜！無視しないでくださいよぉ！』




凄い勢いで腕を引かれて思わず転びそうになる。

ﾁｯ、危ねぇ。
流石にここまでされて無視はできない。

仕方ないか、と思い笑顔を貼り付けた。




YG｢ごめんごめん、考え事してた｣

『ラップのこととかですかぁ？』

YG｢はは、まあ、そんなとこ｣




お前への反撃方法ですけどね！！

そんなことを思っても顔には出さず
やんわりと俺の腕を掴む手を解く。

さり気なく外すのって
プライドの高い女は凄く嫌、らしい。


ジニヒョンが言ってたから信頼性には欠けるけど。




『今から楽屋に戻るんですかぁ？』

YG｢あぁ、今から自販機に行こうかと｣




楽屋とか行って、来たいとか言われても困るし。




｢ユンギヒョン！｣

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