珍しい家畜(クローリーSide) ページ11
自分から言っちゃうなんて、この子はMなのか?笑
ク「そんな事言われなくても、もう、君は離さないよ。僕の家畜なんだかr…っと!」
あー。やっぱり、吸いすぎたな。意識失っちゃった。
ク「面倒くさいけど、部屋まで運ぶか。」
彼女の部屋に着いて、彼女を一旦ベッドに寝かせた。
だが、顔を青ざめたままで、息も荒い。終いには、生気が薄れていくようにまで見える。
何回か吸いすぎた事はあったが、人間がこんな状態になったことはない。
ク「吸いすぎた事は吸いすぎたけど、これはちょっとやばいかんじ?」
さっきの彼女の言葉が頭の中で繰り返される。人間が吸血鬼の僕にあんな事を言った子は、彼女が初めてだ。
A「はぁ…はぁ…はぁ。」
ク「ねぇ、A。どうしてあんな事を言ったの?」
そう言い、彼女の頬に手を添えた。
美しい顔が酷く歪んでいる。苦しそうに。
ク「君が死んで、僕が君の血を飲めなくなるのはごめんだ。…君はどうしたら良くなる?」
A「く…り。……くす…り。」
薬?彼女は病気か何かなのか?
まぁ、いい。とりあえず、彼女の荷物に薬はあるだろうと思って、探したら案の定、そこにあった。
ク「僕がわざわざここまですること、滅多にないからね。感謝しなよ。」
とても薬を飲み込めそうになかったから、口移しで薬を飲ませてあげた。
A「……。」
すると、大分落ち着いてきて眠った。
ク「あー。退屈。早く、起きないかな。君には、聞きたいことが沢山あるんだ。もっと、君のことを教えてくれよ。」
初めてかもしれない。家畜のことを"知りたい"なんて思ったのは。
ク「血以外に興味はないのにね。君が変わり者のせいかもね。」
そう言葉で片付けたけど、
僕は彼女に対する妙な執着が、もっと別の感情にあることにこの時気づいていれば、あんな思いはしなくてすんだのに……。
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わたあめ(プロフ) - ユーリさん» わざわざコメントして下さって、ありがとうございます(><)嬉しいです! (2018年1月23日 19時) (レス) id: 32747bfe12 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - コメント失礼します!クローリー様イケメンですね!更新楽しみにしてます!私の作品のアンケート投票ありがとうございました! (2018年1月23日 15時) (レス) id: 5e2bf797a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめ | 作成日時:2017年12月5日 23時