4・勧誘 ページ4
『マージで居るじゃん』
「遅ぇよ」
「何んだその荷物」
人ん家の玄関前に陣取る2人組。
クッソこの時間なら居ないと思ったのに…
因みにエマは帰った。渋々って感じだったけど、もしもの時があるししょうがない。てか今がそのもしもの時なんだけどね。
『もう8時なんだから帰れ』
「2時間以上待ったんだから茶ぐらい出せよ」
『あ、それなら出すわ』
あっさりと玄関に通せば黒龍のニコイチ組はぽかんとした顔をする。
まあそうなるよね、散々帰れって言ってた奴があっさり家に上げるんだもん。
でもこっちは昨日の事とほぼ丸被りだから罪悪感湧くんですよえぇ。逆にあいつら1時間以上待たしといて罪悪感なかったんか。
『ばあちゃーん。客間借りるね』
「分かったよ」
ばあちゃんの定位置であるリビングの前を通り声を掛ければ、のほほんとした声で返ってくる。
「あ、お邪魔してます」
「お邪魔してます。すみませんこれつまらない物ですが」
「あら良いのよ良いのよ。まだ若いんだから、自分の好きなことに使いなさいな」
ぺこりと頭を下げて菓子折りを差し出す2人にばあちゃんがそう返した。
あの2人見かけによらずしっかりしてるよな。見直したわ。
菓子折りを受け取らないばあちゃんVSなんとしてでも受け取らせたい2人組。
になってるが、只々長続きするだけなので菓子折りをばあちゃんに見つからないように戸棚にしまい客間に2人を通した。
『はいお茶』
「ん。ありがと」
『んじゃ手短にどうぞ』
「黒龍に入れ」
『手短過ぎる』
乾さんや。手短にっては言ったけどいくらなんでも端折り過ぎ。
『なんで黒龍に勧誘するのか理由教えてくんない?』
「先ず初めに、お前が東卍の奴らと繋がりがあったのは皆んな知ってる。昨日の夜にその繋がりを切ったのも。
東卍の痛手、ねぇ。
それは無いと思うけどさこのままだと私
『他のチームからも勧誘受ける事にならない?』
「なるだろうな」
『うっわクソ程ダルイやつ』
面倒事はこれ以上ごめんなんだけど…
先ずはこれ断らないと行けないのか。キツ。
『悪いけどその勧誘には乗らない。私は昨日のを機に不良とは一線置こうと思ってるんだから』
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←3・疑念
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冬樹 - ハアー‥こんなに私の心をつかんだ小説はこの小説が初めてだ^^・・・あああすきーー すみません、まだパソコンの操作に慣れてなくて、ビックリマーク打てまへん (2021年12月5日 15時) (レス) @page4 id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
コンチャン - 続き読みたいです(泣)無理にとは言いませんが、頑張ってください!好きです‼ (2021年12月3日 1時) (レス) @page4 id: 617f33c93b (このIDを非表示/違反報告)
あいら(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!!! (2021年11月21日 12時) (レス) id: c04b0d2322 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 再新待ってます! (2021年9月23日 1時) (レス) @page1 id: 39c8df02a5 (このIDを非表示/違反報告)
うん - 更新しないんですか??つづけてほしいです (2021年9月18日 14時) (レス) id: cb1d995e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ファナ | 作成日時:2021年8月14日 13時