【呪術廻戦】ヒーローより呪術師派。【ヒロアカ】 (ページ10)

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派閥9 ページ10

「萬澄さんの事は気にしないでいいよ」

『はい？』

え、気にしないでいいってどうゆう事？もしかして萬澄さんって私が思ってる以上に危ない人なの？

「あんまり言いたくはないんだけど…あの子ちょっとぶりっ子で…」

「私達は仲良くしたいのですけれど、萬澄さんはそうでもないみたいなんです」

「女子だけになった途端口悪くなるもんね」

おぉ…これは予想以上に嫌われてんな。

「Aちゃん転校して来たばっかで何されるか分かんないから気をつけてね」

『はーい…』

一体何に気をつければいいの…
2人きりにならなければいいのかな。まぁあんま関わる事ないだろうしほっとこ。

『疲れた…死ぬ』

「大袈裟wほら、早く移動するよ」

『ヒーロー基礎学って何するの？』

「毎回違うけど主にグループでの対人戦かな～」

休み時間やお昼休みに一緒に過ごしていたお陰か、女子のみんなとはすっかり打ち解けました。萬澄さんを除いて。

『対人戦かー』

「苦手？」

『苦手ではないけど…』

『手加減の問題』
と心の中で言いながらみんなの後に続いて更衣室に入る。

『みんなのコス可愛い～麗日ちゃんはパツパツスーツなんだね』

「それ恥ずかしいから言わんといて！」

顔を赤くさせた麗日ちゃんに笑いながら「はいはい」と返し自身も服を着替える。

ノースリーブのタートルネックニットを着て、その上から腹出しパーカーになっている高専の制服を着る。下はボンバチャ型のズボンにレースアップブーツを履いて終わり。

高専の制服なんだけど、五条先生にカスタムされたせいで野薔薇や真希さんとは全く違う。もうちょい可愛いのが良かった。

「Aのコス真っ黒くろだね」

『ねー白とかでもいいのに』

「自分で決めたんじゃないの？」

『これ、前の学校の制服なんだよね。
まあ勝手にカスタムされたやつだけど』

木刀を腰のベルトに付けながらそう言うと、驚いたような声が後ろから複数聞こえる。

「ケロ？勝手にされたってどうゆうことかしら？」

『入学前にさ、担任の先生から制服の希望聞かれたから「普通ので」って答えたらこうなったんだよね～』

「なんて自由な教師…」

みんな引いた様な反応を見せたため五条先生を心の中で嘲笑ってやった。

「ちょっと！！」

『え？』

ノックもせずに開かれた更衣室の扉。
おいコラ、年頃の女の子が着替えてんだぞ。見えたらどうすんだ。