【呪術廻戦】ヒーローより呪術師派。【ヒロアカ】 (ページ4)

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派閥3 ページ4

『うわでっか』

伊知地さんが運転する車を降りそう言う。
目の前にあるのはかの有名な雄英高校。私の任務先はここらしく、今から挨拶に向かう。

「ねえほんとに行かなきゃダメ？別にAじゃなくてもよくない？」

横に立っていた五条先生が不貞腐れながら今日何度目かの言葉を吐く。

『しょうがないじゃないですか。上層部のじいちゃん直属にご指名入ったんですから』

「そんなのAが行ったことにして他の奴に押し付ければいいだろ」

『あんたほんとに教師？』

雄英前の階段を登りでかい校門の前まで来ると、包帯ぐるぐる巻きの男性が立っていた。
…大丈夫じゃなそう。

「お待ちしておりました。雄英高校1年A組担当の相澤です。呪術高専の方で間違い無いですね？」

「はい。呪術高専1年を担当してます、五条悟です。
…怪我大丈夫ですか？」

「えぇご心配無く」

敬語で喋り出したごじょせんを引き気味に横目で見る。てかもうちょい驚かないの？包帯だらけのミイラみたいな人が出迎えてんだよ？？雄英大丈夫か。

「え何。何でそんな見るの？先生嬉しくて死ねる」

『うっわキモ…』

「そんなガチトーンで言わないでよ」

話していたらいつのまにか職員室に来ていたようで、中にいた先生達にめっちゃ見られる。

「これから校長に会いますが…ある程度の質問は覚悟しといて下さい」

相澤先生に包帯越しにそう言われる。

え、もしかして雄英の校長先生って学長みたいなタイプ？？えぇ……

一抹の不安を抱えつつ通された部屋に入ると、部屋のソファに優雅に腰掛ける動物らしきものが目に映った。

「やぁ！君達が呪術師だね！まあ座りなさい」

そしてその動物が人の言葉喋り出したため、開いた口が塞がらない。
動物が喋ってる？？いやパンダ先輩いるけども。あの人(？)呪骸だし例外だよ例外。

「え～？w何これ、生きてるのw？」

けらけら笑いながら小動物の近くまで行く五条先生を見て我に帰り取り敢えず座る。てか校長どこよ。あなたのペット(仮)めっちゃ怖いんだけど。

『先生取り敢えず座りましょうよ』

「何でそんな落ち着いてんのさ。なんか意味わかんない動物が喋ってるんだよ？？超ウケるw」

『いやウケねぇよ』

扉近くで一連の流れを見ていた相澤先生はため息を吐くと、動物に向かって言葉を発した。

「校長先生、そろそろ本題に入りましょう。合理的じゃない」

…………え、校長？？