派閥14 not side ページ15
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「ちょっと待って！！」
五条の後を追ってきたのか肩を上下させ息を上がらせている少女。五条はそんな少女を無表情で見つめ言葉を待った。
「……何で覚えてないの？」
怒りや哀愁が滲み出ている瞳に見つめられる。
縋るような、期待するような目を見つめ返し五条はため息を吐いた。
「君さぁ言葉足らずだって言われない？」
「そんなのいいから早く答えて！！」
少女は、萬澄花露は焦ったように五条に詰め寄る。
その顔には焦り、怒り、哀愁、不安、
様々な感情が滲み出ておりどれだけ彼女が切羽詰まった状況なのか理解出来る。
「知らないよ僕だって。
そんなに気になるなら、」
A本人に聞けば？
五条はそう言葉を残すと「じゃあね〜」と言って廊下を歩いて行く。
「……それが出来ないから悟にぃに聞いてるんじゃない」
残された萬澄は下唇を噛んで俯いた。
不安は晴れる事なく、それが只の怒りとなって蓄積されていった。
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ゆずな - 神作って…いいねｯｯ (2月3日 20時) (
レス) @page19 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
紅 - この作品が大好きです (2021年8月5日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
トゥルカルシウム - 最高です！続き楽しみにしてます！ (2021年4月13日 18時) (レス) id: 2379a84ddc (このIDを非表示/違反報告)
ぺす - 面白いです！！更新頑張ってください！(急かしている訳ではありません) (2021年1月26日 11時) (レス) id: 1ed19a607f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファナ | 作成日時：2020年9月1日 2時
