【呪術廻戦】ヒーローより呪術師派。【ヒロアカ】 (ページ14)

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派閥13 ページ14

BOOM！！！！

後ろから聞こえた激しい爆発音。
これはまずいと瞬時に子群を影に戻し近くの壁に避ける。
先程まで私が立っていた場所は大きく抉れ砂埃が立っていた。
…ここコンクリートの筈なんだけどなぁ。

「おいクソA！！」

『あ"？？』

テメェ自己紹介もせずにクソ呼ばわりとはいい度胸してんじゃねぇか。一発顔面殴ってやろうか。

『なんだよヘドロ野郎』

「ハッ！！猫被ってやがって」

『アンタみたいな礼儀を知らない奴に猫被る必要ないからね。てかまず自己紹介しろよ、初対面の相手には自己紹介すんのが基本だろ』

そう言えば爆豪は目を見開く。
あれなんかデジャヴ。

『言っとくけど覚えてないからね』

そう言うと、戸惑っている爆豪の元に走って行き跳んで顔面に蹴りを食らわせようとする。
だが寸前で我に帰った爆豪に塞がれた。

「(重ッ…！！)」

少しよろめいた爆豪に、続け様に蹴りを何度も食らわす。だが悉く塞がれ、おまけに塞がれたと同時に爆破されそうになる。
爆破させられる寸前で跳びのき壁に足を当て滞空した。

『ちょっと…』

壁に着いた足に力を込め、腰に刺した木刀の柄を掴み壁を蹴る。

『眠っててね』

蹴った反動で爆豪の前まで来ると首と脇腹を峰打ちする。
地面に降り立つと同時に爆豪は倒れ気絶した。

腕時計を見る。
開始してからおよそ4分。他の式神を使えば2分もかからないはずなのに。

『あの人一回殺ろっかな』

綾酉(酉)を出して気絶した4人を運ばせる。

モニタールームに着き4人を下ろすと五条先生を睨んだ。

『出張どうした』

「七海に押し付けた」

『うっわ…』

無いわこいつと言った目で見れば「嘘だからね？冗談だよ冗談」だと弁解されるが、この人ならやりかねない。

「お土産何がいい？」

『赤福』

「だと思った」

五条先生はへらっと笑って私の頭を撫でると相澤先生達に挨拶をした。

『帰るんですか？』

「帰って欲しく無いの？やだなぁ～Aったらツンデ『さよなら。さっさと出張行ってください』

首根っこを掴んで廊下に出せば不貞腐れながらも帰っていった。
…その後を萬澄さんが追いかけて行ったのは見なかった事にする。誰も気づいてないみたいだし。

「Aちゃん！」

『え、あ。はい』

パッと声がした方を向くと麗日ちゃんを始めとする方々が目を見開いて詰め寄ってきた。
え、何怖い怖い。