〈或る爆弾〉 ページ10
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「…私が?」
「嗚呼!Aが!!」
「__え、嫌だよ。人質でしょ?エッ」
「ね、お願い!ねッッ!?!!」
「…判ったよ……」
治にお願いされて断れない私とは…。
今話しているのは少年…中島くんの入社試験についての事だ。
谷崎くんが爆弾魔で私とナオミちゃんが人質。…マユミちゃんも人質したかったらしいけど。
「あぁぁぁっ!?何で私岳仲間外れなのッッ!?」
「な、なんかごめん…マユミさん…」
「厭!!Aちゃんは悪くないの!!太宰が
悪いんだよおお!!」
「え、私ですか!?!!?」
「太宰が私を選んで呉れないから!!もう!!ラムネ買って呉れないと許してやんない!!」
「(マユミさん可愛いなぁ…ってあ、)治!!私も欲しいわ…!!」
「えっ…」
治の財布なんて知らない。
…私は悪くないッッ
「じゃあ解散ですね…!!」
「マユミさん元気だなぁ……あ、谷崎さん、よろしくです…!!また明日!!」
ペコリと頭を下げて自分の寮に帰って行った。敦くん…?勿論治に任せたよ…。
布団敷いてあげるんだからそれ位して貰わなきゃ
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作者名:まかろん! | 作成日時:2017年7月26日 10時