私の片想い、実らずじまいの恋なのか【実話】

TwentyOne ページ24

「ほらーちゃんと男子も手伝ってあげて。」


クラスはまとまってきた。


最近、つかれた。


でも、たのしい。


明日は文化祭だ。



「絶対いいものにしないと。」



クラスTシャツを着て


ベランダから顔を出す。





風が気持ちいい。







(あ、佐野。)





クラスTシャツを着て何かを運びながらクラスの人と笑いあっている。



二階のベランダからだから




一階のグラウンドは結構近くてよく見える。




向こうはこっちに全然気づかないから、身を乗り出してみる。






当然だけど、女子もいる。










妬けるな……。













あの笑顔をあんな近くでみれて






一緒に笑いあえる。






あそこにいれたらどれだけいいだろう。




一緒に笑いたい。





せめて、彼のことを遠くからでも一方的にでも見ていたいな。





風が強く吹いた。





髪がなびく。





そろそろ窓を締めようかな、と思った時。































彼が上を見上げた。























バチッと音がしたように














目が合う。






















二秒くらい見つめ合う。


































私から、そらす。






























でもまた、見てみる。
































彼もそらしたようだ。
























でも、少し見ていたら、
























また……










































……目が合う

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