花宮君の弟君は猫を被らない (ページ40)

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灰「来たぜトイレ休憩！」貴「俺の人生終わるかも…」灰「遂にやっちゃいました」ページ40

灰崎side

貴「はぁ？…何も無いし」

そう言って窓の外を見る誠は明らかにソワソワしてる。

下半身だって持ってたエナメルバッグで隠してるし。

灰「じゃあなんでソコ隠してんの」
貴「別に」

ふぅん…

花「じゃあトイレ休憩入るからな。20分後にはバス乗ってろよ。乗ってないやつは置いていく」

花宮さんがそう声をかけると立って「ちょ、どいて」と早口でまくし立てバスから降りた。

灰「…」

俺もバスから降りて誠の元へ走って行った。

貴「なんで付いてきてんの」
灰「責任、とってやろうと思って」

思った通り誠はトイレに向かった。

個室に入ろうとした時誠の手を掴みそう言って引きずり込む

貴「は、何して…つか出てってよ」
灰「はいはい…自分でやるより人にしてもらった方がいいだろ」

壁に押し付けて顎を掴む。

灰「ま、俺に任せておけ」
貴「不安しかねぇ…」
灰「あ？…それは任せてくれるって事か？」
貴「頭大丈夫か？」

いつまで経っても黙りそうにない…こいつを黙らせるにはアレしかない…

ちゅっ

まぁキスなんてこれで3度目だし、慣れただろう

貴「んぁ…」

どうしようもなくかわいい。

男相手に何考えてるんだ、なんて言われたところで知ったことか。

灰「我慢なんて出来ないよな」
貴「は…？」

そして俺は…誠の服の中に手を入れた