嫉妬 ページ42
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「...え」
お互い高校生になってから、テスト期間が違うかったり特別補習とかなんとかで、だんだん合わなくなって来たスケジュール。
久しぶりに、デートできるって楽しみにしてたのに
トイレに行ってくる、そこの椅子で待っててという言葉を残してから、20分後
さすがに遅すぎると思って探しに行くと、
女の子たちと話す尚大を見つけた。
「っ、...」
悔しくて唇をかんだ。
横顔しか見えなかったけど、明らかに私よりスタイルが良くてスカートも短いし、化粧もしてる。
私の学校じゃ、膝上スカートも化粧も校則違反だからできないのに...
尚大もやっぱり、こんなオシャレの微塵もない私より、着飾った可愛い女の子と遊びたいよね。
そんなことを思いながら私はさっきいた椅子まで戻った。
『 ごめん、おまたせ』
思ったより、はやく帰ってきた尚大は何事もなかったかのように向かいの椅子に座った。
「そうだね」
『...え、なに...』
いつもとは違う空気を感じ取った尚大は私の顔色をじっーとみてくる。
「なに、見ないで...」
『別に見てないけど...』
「見てる」
『だから、見てない』
「私なんか、見ないであの女の子たち見とけばいいじゃん!」
我ながらバカだったと思う。
目の前にあった机をばんっ!と叩いたらその衝撃で机に上にあった尚大のカバンが落ちた。
『は?』
カバンを拾い上げると、いつもとは1トーン低い声が聞こえ、びっくりして、顔を下げると尚大が呆れたようなため息をついた。
『何言ってんの?』
『なぁ、こっち向けよ』
スッーと腕が伸びてきて、顎に手を当てる。
そのまま、上に挙げられるとなんとも言えないような顔をしている尚大と目があう。
『...あのさ、さっきの見てた?』
「...違う、離して」
『むり。本当のこと言わないと離さない』
尚大の目は何かを見透かしてる目だ。
さすが頭のいい人は違う。
私が女の子たちとか言ったから、さっきのことだって思ったんだろう。
「っ、...そう...」
『あれさ、ナンパされてただけだから。
どうせ、あの子には敵わないとか思ってるんだろうけど、ありえないから』
尚大は弱虫の私と違ってしっかり目を見て言葉を伝えいきなり、私の手を取って立ち上がった
「...嫉妬した」
『なにそれ、素直だな』
さぁ、帰ろう
なんて言うとあの子達可愛かったなぁなんて言うからムカついて肩を少し叩いた。
私より背の高い君に。
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おにぎり(プロフ) - みっちゃかさん» いつもコメントありがとうございます。西村くんにしますね^_^ (2018年9月2日 20時) (レス) id: 4e12139bff (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃか - 次回も拓哉くんがいいです!できれば尚大呼びで! (2018年9月2日 18時) (レス) id: 9bbc561512 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - みっちゃかさん» 関西弁の方が得意なのでにしたくにします!ありがとうございます! (2018年8月31日 15時) (レス) id: 4e12139bff (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃか - ヴァサがいいと思いますけど、関西登場させていいなら西村拓哉くん出して欲しいです! (2018年8月31日 15時) (レス) id: 9bbc561512 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おにぎり | 作成日時:2018年8月29日 18時