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その日、授業は全て終わり、放課後になる
ほとんどの人は部活見学にいってしまった
貴「どうしよかな…私も部活見学に行ってみよ」
私は前から軽音部に興味があった
貴「…」
私は軽音部の部室に行ってみる
ｺﾝｺﾝｯ
ｶﾞﾁｬ…
貴「失礼します…」
「あれ、Aちゃんじゃん！」
貴「ケイト先輩！どうして…」
ケイト「おれ、軽音部なんだよねー」
？「その娘は…入学式の時の…」
？「見学？？」
貴「えっと…」
？「俺はカリム・アルアジーム！よろしくな！」
？「わしはリリア・ヴァンルージュ。よろしくな。」
貴「A・ゴールドです！よろしくお願いします！」
ケイト「軽音部に入りたいの？」
貴「いや、歌が好きなだけだから、入らないかな…」
ケイト「1曲歌ってく？」
マイクを差し出してきたケイト先輩
貴「…」
私はマイクを手に取った
私はみんなが知っている曲をうたった
歌い終わり、目を開けると
みんなびっくりしたような顔をした
貴「え、えっと…何か変でした？」
ケイト「い、いやそうじゃなくて」
リリア「今の声は、お主が歌った声なのか？」
貴「は、はい…」
カリム「すっげーな！！！ぜひ軽音部に入って欲しい！！」
貴「えぇ…と」
ケイト「昔なんかやってたの？？」
貴「なんかやってた訳じゃないんですけど……弟がいて、よく子守唄を歌っていたんです。」
リリア「お主、弟がいるのか」
貴「はい、まぁ…」
ケイト「お願い！軽音部に入って」
貴「…ごめんなさい！無理です！失礼しました！」
ｶﾞﾁｬ！！
ﾊﾞﾀﾝ！！
？「………」
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作者名：灰をかぶった娘 | 作成日時：2020年4月5日 21時
