Obstinate*20 ページ20
「……それは。」
『…それは?』
少しだけ不機嫌な顔の仲野、次に来る言葉を待つ
「……見たんだよ。お前と凛空が一緒にいるところ。」
『へぇ……ってえ!?どこで?』
「ファミレス。」
『…ちょっと待って、用事あったんじゃないの?』
とりあえず、一つ目の疑問が解消すると次の疑問が生まれてくる
用事があったはずなのにあの場所にいたって、さすがの私でもおかしいのくらいわかる。
「…用事っていうか…まぁ、用事だけど。」
『なにそれ。』
少しだけ歯切れの悪い仲野に違和感を持ったのは
それが久しぶりだったからか、それとも
「…ん。」
『え?』
「持て。」
『…はい?』
「帰んの。歩け。」
『……なにその上から目線、超むかつくんですけどっ』
歩き出したその横顔がほんのりと赤く染まっていたからか。
どちらにせよ
「おい、歩くの遅ぇぞぶぅちゃん。」
『あんたね、少しは反省の色を見せたらどう?』
「…ごめん。」
『……」
「とでもいうと思ったか、バーカ。」
『っ〜!性悪っ!』
・
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・
やっぱりキミが好きだと思った。
だからこそ、隣が一番似合うんだと思う
恋愛的な意味じゃなくていい、望んだら苦しくなるだけ。
そんなのわかりきっていることだから。
伝えない
困らせない
永遠に秘密にすると誓うから
そばにいてもいいですか。
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あおはる - えぇぇぇぇぇぇぇえ!! 終わり方あぁあああああ! 好きぃぃぃぃぃぃい!!! 好きな人と性格似すぎて怖い まっ、好きな人のほうが全然かっこいいんだけどねっ♪(?) 大好きです (2021年7月6日 23時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
とあるY - 好きな人と性格が似すぎてビックリしました! (2021年1月13日 16時) (レス) id: 421fd3c561 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 読み始めは、どうなるの?と思いました! すごく“青春,,が書かれていて、自分が主人公になった気がして、もう本当にドッキドキが止まりませんでした!最高です! (2021年1月12日 6時) (レス) id: 0a82627353 (このIDを非表示/違反報告)
ayana1101(プロフ) - まじ最高です (2020年3月22日 18時) (レス) id: d9ed228046 (このIDを非表示/違反報告)
海 - なんだか私の好きな人にとても似ていました!面白かったです!! (2019年10月30日 22時) (レス) id: 1dbf98b378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちねな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/5d6d080ec71/
作成日時:2014年3月22日 21時