Obstinate＊04 ページ4
４つ影が伸びている。
凛空「疲れたー。」
茉菜「お疲れ様ー。」
帰り道が同じという故に、私達はいつも仲野と凛空を待っている
丁度いいタイミングで部活が終わったらしい
話しながら校門を出ると自然と２対２という形になった
茉菜と仲野、私と凛空で夕焼けで染められた道を歩く
前を歩く２人は、すごく楽しそうに話をしていた
お似合いじゃん、なんて思う
別に、別にね仲野が誰と歩こうが、誰と話そうが関係ないよ
だけど、私にはそんな風に笑ってくれないじゃん
前の二人とは対照的に、私達は何を話すわけじゃない
それを不思議に思ってか、同じタイミングで茉菜と仲野はこちらを向いた
『どうした？』
茉菜「いや、なんか静かだったから。」
「凛空がかわいそ。」
『はぁ？』
「まぁ、おブスちゃんが隣にいても楽しくねぇよなー。」
ｹﾗｹﾗ笑っている仲野の言葉は、いつもの冗談なんだと思う
なのに
茉菜「馬鹿拓真っ！」
茉菜が怒るから、なんだかそう考えることが出来なくなった
『なんか、ごめん。』
再びこちらに背を向けた二人の後ろで私は、なんとなく凛空に謝った
『楽しく、ないよね。』
すると急に凛空の足が止まった
どうかしたのかと思って
『どうした？』
そう聞いてみたんだけど
「いーや。」
返ってきたのはいつもの笑顔で。
まあ、気にすることないか
そう思って前を向くと
凛空「あー、寒い！」
『え？』
ギュッと、手をつつまれた
びっくりして、引いてみたけど思いの外強く握られた手は離れなかった
凛空「このまま、ね？」
さっきまで部活帰りで、暑すぎ！なんて言っていたのはどこの誰だっけ。
私もそのまま、手を繋いどくことにする。
『うん、ポカポカだね。』
ニッコリと笑うと
凛空「………すっげー、可愛いじゃん。」
握られていた手の力が強くなった気がする
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あおはる - えぇぇぇぇぇぇぇえ！！ 終わり方あぁあああああ！ 好きぃぃぃぃぃぃい！！！ 好きな人と性格似すぎて怖い まっ、好きな人のほうが全然かっこいいんだけどねっ♪(？) 大好きです (2021年7月6日 23時) (
レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
とあるY - 好きな人と性格が似すぎてビックリしました！ (2021年1月13日 16時) (レス) id: 421fd3c561 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 読み始めは、どうなるの？と思いました！ すごく“青春,,が書かれていて、自分が主人公になった気がして、もう本当にドッキドキが止まりませんでした！最高です！ (2021年1月12日 6時) (レス) id: 0a82627353 (このIDを非表示/違反報告)
ayana1101(プロフ) - まじ最高です (2020年3月22日 18時) (レス) id: d9ed228046 (このIDを非表示/違反報告)
海 - なんだか私の好きな人にとても似ていました！面白かったです！！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 1dbf98b378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちねな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/5d6d080ec71/
作成日時：2014年3月22日 21時
