問題児踊り手【Antsa】 (ページ20)

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芝くんと喧嘩②－1 ページ20

～Aside～

私は、布団に潜り込む
はぁ。まじでなんなの。勝手に振り付け決めてんのは芝じゃん。別に私最初にアクロバット入れたいって言ったし。
ほんとに意味わからんし。

コンコンコン

自「はぁ。なに。話しかけんなって言ったでしょ」

ガチャッ

自「入ってくんな…って。あ、ハネルとまさとかごめん。」

八「ううん。別に大丈夫だよ！」
まさ「そんなことよりどうしたのよ。健くんと何かあったの？」

2人はベット横に置いてある椅子に座って話しかけてくる。

自「別に何も無い。2人には何も関係ないことでしょ」

八「いや、関係あるよ！だって健くんもAも大事なメンバーだよ？メンバーが不幸せなのは嫌なの」
まさ「ゆっくりでいいから話して欲しい」

自「うぅぅぅ……」

まさ「いいよ？いっぱい泣いても」
八「落ち着いたら話してね」

泣き止んでから少ししてから私は口を開く

自「振り付けのことですれ違って喧嘩した。ある振り付けでね。芝くんがどうやったら綺麗かとかかっこいいかとか一生懸命考えてくれた振り付け。その次の振り付けにバク転を入れるって勝手に決めてた私はこれじゃバク転ができないってあたっちゃって。まだ、次の振りなんて決まってなかったのに……。勝手に…きめちゃって……。」

そう話すとまた涙が頬に流れる

まさ「そっか。そんなことがあったんだね」
八「それはさ、Aもわざと言ったわけじゃないよね？」

自「……うん。」

まさ「まだ怒ってる？」

自「ううん。今は、反省してる。芝くんの大事な振り付けをダメにして、芝くんの話もちゃんと聞けなかった。だから、申し訳ないよ」

その時2人は顔を見合わせて。
これしかないよね！ってくらいのキラキラした笑顔でこっちを見てくる

八「じゃあ、謝るしかないよ！そしたら、健くんも絶対分かってくれる！」
まさ「そうだね！勇気をだして謝りに行こ？」

自「うん。2人ともありがとう。」