8話 ページ9
「あのさ、不良だから何？留年は確かにやばいかもしれないけどあなた達に迷惑かけたわけじゃないでしょう。それに、関わりずらいってのは関わってないから出る言葉だよ。
自分から関わる勇気がないのに他人にどうこう言えないでしょ。
私が関わる人間は私が決めるから。心配してくれたのは嬉しいけど、余計なお世話。
じゃ、またね」
6時間の授業が終わった後だったからまだどこの部活にも所属していない私はそのまま帰ることができる
明日からクラスにいても他の子と喋れないかもしれない。
けどこの街に来て始めてできた友達のことをそういう風に言われるのには腹が立った
「子供だなぁ……」
あぁ言うのを簡単に流せるような大人にならないとな、いちいちあんな言葉に気を取られてちゃダメ
初めて場地君と会ったこの公園で、私はブランコを漕いでいた
「やっぱりコミュ障ってのは嘘だろ」
「仕方ないじゃん、君の悪口を黙って聞いてられなかったの。」
だって初めての友達だよ？？って拗ねたような声で言ったら目を見開いてすぐに笑われた
「何さ〜おとももちだと思ってたのもしかして私だけ？泣くよ？」
「おう、泣いたら写真撮って笑うだけ笑ってここに置いていってやる。」
「とっても性格が悪いっすね。涙引っ込んだわ。」
泣いてないけど、いいこと言ってくれると思って少し泣きそうな準備してたのに
期待を裏切らない場地君……いいね。
「ありがとな。あぁいう風に言ってくれたのはお前が初めてだ。」
「いいえ〜、てか私らって友達って事でいいの？？」
「……」
「え、沈黙やめて！？不安になって頭突きしちゃうから！」
「物騒なんだよ岩石女。
しゃーねぇからダチになってやるよ」
すっごい上から目線なのに笑った時に見えたその犬歯に目が惹かれてから返事になってしまった
薄い返事なのに目線が自分から離れないことに違和感を持った場地君は、なんだよと言ってきた
「いやぁ綺麗な犬歯だなって。骨とか噛み砕けそう。」
「んじゃお前の骨噛み砕いてやる」
「いやん骨の髄まで食べ尽くすなんてそんなこと。」
「棒読みだし。誰も髄までなんて言ってねぇワ。」
私の骨さんカルシウム満点よ。身長30センチ以上伸びるよ
場地君は私の隣のブランコに座りガリ勉姿を解いていた
「てか場地君って不良だったの」
「あ？知らなかったのかよ」
「いや私転校生や。」
昨日来たばかりでそんな早くここら辺の不良把握出来るわけないでしょ、
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炭子(プロフ) - かえる38さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！！この作品で感動してくれた事が私はとても嬉しいです！その言葉で書いてよかったと思えます。ありがとうございました！ (2021年8月11日 23時) (
レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
かえる38(プロフ) - とっても素敵なお話でした！ 心が暖まって、泣けてきて……。無料で読んじゃっていいんですか!?、ってレベルのクオリティで本当に感動しました。素敵なお話を書いてくださってありがとうございます！読んでて凄い楽しかったですっ！！！ (2021年8月9日 14時) (レス) id: dc610bcb00 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - カメ豆腐さん» この作品で泣いてくださってありがとうございます！！続編、楽しみにしててください笑 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - はるるさん» この作品で胸いっぱいにできてとても嬉しいです！！お優しいっ！！はるる様も体調崩さぬよう、健康を願っています！！長文ありがとうございました！！また続編もよければ見てくださいね！ (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - ガチで泣いちゃいました！続編楽しみにしてます!! (2021年8月8日 1時) (レス) id: 78458b5353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炭子 | 作成日時：2021年7月9日 7時
