7話 ページ8
「じゃ、またね〜！多分中学同じだし。教室同じだったら良いな。んで隣なら毎日ちょっかいだしてやる」
「絶対同じ教室に来るんじゃねぇ笑」
あたりも暗くなってるから気をつけてねっと門のところで手を振って別れる
ガキじゃねぇから大丈夫だって笑って手を振り返してくれた
綺麗に尖った犬歯が見えてちょっとキュンとした。
今度歯見せてもらおう。
明日から学校だし。
今日はちゃんと準備して遅刻しないようにしないと、
一緒のクラスがいいな
「だからって本当に現実になるとは……」
「おいお前知ってたのかよ。」
「知らないからとても自分自身を怖く感じるよ、まさかほんとに同じクラスで、ましてや隣の席だとは思わなかった……」
そう、一緒のクラスになったらいいなとは思ってたけど。
この学校って不良ばっかだけど人数はすごく多いからひと学年だけで6クラスもあるくらいなのに……
「まぁ知り合いが隣なら安心だわ。小鳥たんコミュ障なんよ。よろしくねー」
「おい小鳥たんとか気持ち悪いからやめとけ。それからコミュ障とか嘘言ってんじゃねぇよ、なんならコミュ力お化けだろうがハゲ。」
「だんだん言葉が辛辣になってくるね、君は何を目指してるの？」
私をどんどん貶していくなんて……わかったドMにしたいのね！
「よくわかんねぇけど違うからな。」
「頭大丈夫？？」
「よし顔面貸せや、丸めた新聞紙みたいにしてやる。」
「きゃあ怖い。せめてチラシにして。」
絶対そうじゃない。
転校生が気になるクラスの子が何人か近づいてくると場地君は国語辞典を開き私のあげた文字練習ノートをし始めた
「ねぇどっから来たの！？」
「田舎の方の山だよ〜」
「こんな不良ばっかの中学よく選んだよね」
「母の実家が近くにあるからね〜」
「彼氏いる？」
「いたら多分ここに居ないね！あっちに残ってる！」
「勉強得意？？」
「ボチボチ」
ぽんぽん出てくる質問の嵐にひとつずつ人当たりのいい笑顔で返していく
あんまり好きではない質問攻め……なんで私だけこんなに聞かれなきゃいけないの。尋問じゃあるまいし
ある程度質問が終わったあと、最後の質問がとんできた
「場地君とは仲がいいの？」
「あ、それ私も気になってた……あの人不良だよ？？中学で留年してるし」
「関わりずらいよな」
わざわざ隣に場地君が居る状態で聞く質問だったのだろうか
ある程度の個人のプライバシーな質問が来ても笑って流すけど……
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炭子(プロフ) - かえる38さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！！この作品で感動してくれた事が私はとても嬉しいです！その言葉で書いてよかったと思えます。ありがとうございました！ (2021年8月11日 23時) (
レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
かえる38(プロフ) - とっても素敵なお話でした！ 心が暖まって、泣けてきて……。無料で読んじゃっていいんですか!?、ってレベルのクオリティで本当に感動しました。素敵なお話を書いてくださってありがとうございます！読んでて凄い楽しかったですっ！！！ (2021年8月9日 14時) (レス) id: dc610bcb00 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - カメ豆腐さん» この作品で泣いてくださってありがとうございます！！続編、楽しみにしててください笑 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - はるるさん» この作品で胸いっぱいにできてとても嬉しいです！！お優しいっ！！はるる様も体調崩さぬよう、健康を願っています！！長文ありがとうございました！！また続編もよければ見てくださいね！ (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - ガチで泣いちゃいました！続編楽しみにしてます!! (2021年8月8日 1時) (レス) id: 78458b5353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炭子 | 作成日時：2021年7月9日 7時
