28話 ページ29
「夏祭り？」
「おう、武蔵神社で毎年やってんだよ」
「それに3人で行こうって？？」
何だおかしいか、って睨む場地君。
ごめんねそうじゃないのよ。
私今まで親としか行ったこと無かったから
「んじゃ行こうかぁ〜。かき氷のシロップ全賭けやるでしょ？」
「するかそんなゲテモン！！」
「ペヤング味あったら？」
「かけるわ。」
いや絶対そっちの方がやばいって
「あー。俺用事あって行けないッス」
千冬は少しバツの悪そうな顔をしながら誘いを断った
場地さんの誘いを断るなんて……よっぽどの事あんのか。
「何だ1人だけ彼女連れてひゃっほいするつもりか！！浮気者！」
「違ぇし、なんなら浮気者って彼女目線か！」
「姉目線です！！」
「ブラコンの行き過ぎはウザイだけだぞ」
「な、なにをぅ！？」
私ぐらいのブラコンが1番プリチーだろ！
別にまだ部屋に写真とかつけてないんだから！
「ちょっと今ゾクッとしました。Aやめてください」
「うん敬語1番傷つく。」
なんも言ってないのに気づかれた……なんでかなぁ！？
「千冬は、わかった。
Aは。行くのか、行かねぇのか」
「行くよそりゃ。奢らせるチャンスじゃない。」
「クズか。」
嘘だよ。そんなゴミを見るような目で見ないで。冗談、冗談だから！！
「小鳥たん反省したから許して」
「おい千冬ぅ、焼き鳥作るぞ」
「まって、待ってはやまらないで。私まだ死にたくない！」
「分かりました場地さん！！」
「ねぇ千冬もそんなキラキラお目目で準備しようとしないでなんで可愛いな！てか機械あるの！？」
小鳥たん羽全部抜け落ちてハゲになっちゃう……怖いこの人達
「んじゃ8月3日、家迎えに行くから待っとけよ」
「了解なのじゃー」
二人で行くという結論が出た後すぐに５時になり、解散する事になった
私も帰るために玄関に向かう
ﾊﾟｼｯ
「ん？どったの場地君。なによ帰らせたくないってか？？」
なんだか嫌な予感がして、すぐに茶化すような事を言ったが場地君はそれを無視して真剣な目で見てきた
「お前、さっき何があった」
「……え？」
聞かれるとは思わなかった、勘づかれるとは思わなかった……
内心すごく焦っている。けどそれを表に出せばバレてしまう
「何もないよ？？」
「嘘つけ。無理して笑ってんだろ……それにその手も」
「手？……ｯ！！」
手を見れば握りすぎて血が滲んでいた、だからさっきから汗が染みて痛かったのか
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炭子(プロフ) - かえる38さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！！この作品で感動してくれた事が私はとても嬉しいです！その言葉で書いてよかったと思えます。ありがとうございました！ (2021年8月11日 23時) (
レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
かえる38(プロフ) - とっても素敵なお話でした！ 心が暖まって、泣けてきて……。無料で読んじゃっていいんですか!?、ってレベルのクオリティで本当に感動しました。素敵なお話を書いてくださってありがとうございます！読んでて凄い楽しかったですっ！！！ (2021年8月9日 14時) (レス) id: dc610bcb00 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - カメ豆腐さん» この作品で泣いてくださってありがとうございます！！続編、楽しみにしててください笑 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
炭子(プロフ) - はるるさん» この作品で胸いっぱいにできてとても嬉しいです！！お優しいっ！！はるる様も体調崩さぬよう、健康を願っています！！長文ありがとうございました！！また続編もよければ見てくださいね！ (2021年8月8日 2時) (レス) id: 3a1716b698 (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - ガチで泣いちゃいました！続編楽しみにしてます!! (2021年8月8日 1時) (レス) id: 78458b5353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炭子 | 作成日時：2021年7月9日 7時
