＿＿君を忘れたくない【場地圭介】

16話 ページ17

「私はね、場地君の笑顔がすごく好きかな」


「俺も好きだ！」


「告白か笑」



あんまり屈託がないからつられてこっちまで笑ってしまう。
会って間もない私だが、場地君が良い人な事くらいすぐ分かる。親譲りの見る目があるからね


時間を忘れて、千冬と一緒に場地君のいい所を話し合っていた。まぁ私はあって日がないからほぼ千冬に聞いた話に相槌を打ちや共感をしていただけだけど



話に熱中しすぎて集会が終わりだんだん人が帰ってきていることに気が付かなかった




「で、動物好きなんだよ！家にいるペケJを触るたんびに優しそうな目をするから写真に収めたくて仕方ないって言うか」


「あぁいう野生児っぽい感じの子が動物大好きってギャップ萌えか。それは写真に収めて来ないと」



「お前ら……ｯ」



私達がいるのは場地君のバイクの目の前だ、
後ろから怒っているのか焦っているのかよく分からない場地君の声が聞こえて振り返った



「ばぅｯ場地さん！？」


「場地君おかえり〜。」


私は全く悪びれることなく笑顔でそついったが、千冬はもうすっごいテンパってテンパって……ショート寸前だ
場地君も、少し耳が赤いのは気のせいかなぁ？



「場地照れてやんのww」


「あいつに照れるって感情あったのか」



マイキー君の他にめっさ背高い金髪男子がいた

え、高っ、え。巨人(本人149.9cm)




「うるせぇ！！おい千冬ぅ、A……お前ら何をずっと」


「場地君のいい所言う集会を開いてた。」


「馬鹿か！」



君には1番言われたくないよ、うん。


てかおっぱじめたの私じゃなくて千冬だからね！？
2人ともが場地君にゲンコツされて千冬は痛みで半泣き、場地君が私の頭の硬さに自分の指を負傷し死にかけ


「あいむうぃなー？」


「うん！勝ちだねこれは、Aって頭硬いんだ」


マイキー君が私の頭を触りながらそう言ってきた

あの、距離感。


「大抵レンガにぶつかっても無傷ッスね〜」


「面白すぎるw」



マイキー君は、私の頭が気に入ったのかずっとなでこなでこしてらっしゃる


撫でられるの好きだから良いけども。





さっきまでショートした千冬をどうにかしてた場地君が、こっちに気がついてすんごい不機嫌そうな顔をしながら近づいてきた



ﾊﾟｼｯ


頭の上でそんな音が聞こえてきた



「いい加減撫でんのやめろ。」


「え〜イイじゃんすごく柔らかい髪の毛だったよ」


「猫みたいな髪の毛ってよく言われる！」



場地君は撫でていたマイキー君の手を払っていた

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