まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ21)

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た、ただの女好き？？ページ21

「先程のお詫びにフルーツのマチェドニアを召し上がれ
食後の酒にはグラン・マニエをどうぞお嬢さん方」

「わぁ、ありがとう！」

「ごめんなさいコックさん、私お酒は飲めないんだ」

「そんなお嬢さんにはサッパリした味のノンアルコールカクテルを」

何でも持ってるのだろうか……今懐から出したんだが

「おいっ俺達にはなんの詫びも無しか！！男女差別だ訴えるぞこのラブコック！！」

「こらウソップ！！食べたいならあげるから机バンバンしない、コックさん怒らない！」

「だってよぉ……」

「だってじゃない、ほらこれをやるから」

そう言ってフルーツをスプーンですくいウソップにあげるとやっと黙った

それにしてもこのフルーツただのフルーツ盛りにしか見えないのにすごく美味しいしいい匂いだ……

すごいコックさんなのになんで追い出されかけてるんだろう……

「ところでねぇコックさん？」

「はい♡」

「ここの料理、私には少し高いみたい」

「え、ナミ？？」

これもまた嫌な予感するんだけど何のつもりなのナミ！！

「もちろん！！無料で♡」

「嬉しいありがとう！」

「あー♡」

ナミに抱きしめられて目をハートにしてるサンジ

これ経営者としていいのだろうか……紳士じゃなくてただの女好きでは……？？

てかナミ、ちゃっかり何をやってんのさ！

「あの、ナミさん？？お金は払おう？？流石に！」

あんだけ美味しい料理だ、きっと高いんだろう……ダメだよ払わないと

ウソップ達には払えって言ってるけど……

「お嬢さんも、先程のお礼として無料とさせていただきます」

「いや、あのっお金は払ﾑｸﾞｯ」

ナミに口を塞がれ言えなくなってしまった

「ありがとう〜」

「ん〜♡ではごゆっくりと」

タバコでハートを吹かせながら去っていくサンジ

やっぱりただの女好きだあれ。

「魔女かてめェは……！！」

「このノンアルカクテル美味しい、」

「あなた達もじゅうぶん気をつけるのよ♡」

このカクテル、やっぱり同じ匂いがする……サンジは色んなもの作れるんだなぁ〜

去っていったサンジの方を見れば今来た綺麗なお姉さんにハートを、振り撒いてた

やっぱり女好きなんだな。かなりの軟派癖のある……

こりゃ料理長さんが困るわけだあなぁ

「早くお勘定して船に戻ろうか」

「男共〜お勘定ヨロシク〜、私達先に船に戻ってるわ！！」

「あ、ちょっとナミー！？」

ナミに引きずられ結局船へ戻った