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極道の娘として生きなければならないと言う事。
それを隠して、危険が隣り合わせな毎日を送らなければならない事。
普通の高校生みたいに恋愛だって出来ないし
普通の高校生みたいに、生活だってできないし
それでもいいと思っていたし、この運命に後悔も
嫌だとも思ったことなんて一回もないよ。
だって幸せだから。
汐恩達と過ごす毎日が幸せで楽しいから。
だけど。
もし普通の高校生なら
もし普通の女の子だったら
もっと違う世界があったのかな。
好きな人と帰り道にコンビニでアイス買って
はんぶんこしたり
自転車で二人乗りしたり
バッティングセンター行ったり
夜遅くに二人で星を見に家を抜け出したり。
友達がいたら
放課後にカラオケ行ったりプリクラ撮ったり
恋バナしたり、タコパしたり。
でも、私にはそんな経験は一生できない。
だって危険と隣り合わせの毎日だから。
誰も私なんかと友達にも、付き合いたいと思わないよね___。
そんなこと、自分でもわかってるよ。
でもいざ言葉にして言われると
きっついなあ。笑笑
はは、と心の中で笑い
私は自販機でポカリを買うと、教室まで駆け足で戻った。
今にも溢れ出てしまいそうな涙を必死に堪えて。
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放課後、六限目を終えた私達はいつものように下駄箱で集合する
相変わらず奨達のクラスはHRが長いから
いつも私達が先に下駄箱で待ってることが多い。
豆「A六限目爆睡してたよね」
『なんでしってるの！』
豆「プリント配るのに後ろみた時死んでた」
あぁ、たしかに、、起きた時机の端に置いてあったな。と思い出す
『起こしてよ！笑笑』
豆「無理だよだってA瑠姫くんが起こさないと起きないもん」
と子犬みたいに笑う豆ちゃん
『それは朝だけだよ！！』
多分。。と、自信がなくなり俯き気味に答えると
『わっ、まめちゃ、ちか』
私の顔を覗き込んできた豆ちゃん。
あまりの近さとかっこいい豆ちゃんの顔に
心臓が音を立てる。
豆「ねえ、じゃぁ明日から朝起こすの俺がしたい」
ふにゃ、と笑う豆ちゃん。
その笑顔は甘くて、でもどこかドキドキさせる。
ふぇ、と間抜けな声が出てしまった。
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ひー(プロフ) - 続き楽しみにしてましたー！しおーん！ (2022年2月22日 16時) (
レス) @page19 id: b9fcbad0b4 (このIDを非表示/違反報告)
なな - このお話し大好きです！！続き楽しみにしてます！！！ (2021年12月7日 0時) (レス) id: 4ba5331e33 (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初コメ失礼します！めっちゃおもしろいです！次のお話楽しみにしてます！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 7b44bc00c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののか | 作成日時：2021年10月15日 3時
