秘密ごと ページ18
〜玲於side〜
『おはよーございまーす』
亜｢あ、おはよー｣
隼｢はよー｣
今日は、隼と亜嵐くんと俺で雑誌の撮影。
外の撮影もあるけどこれから雨が降りそうだし、今日は1日がかりになりそう。
あぁー、今日は喫茶店行けなさそうだな、
後でAに連絡しよ。
隼｢え、玲於なんでそんな悲しそうな顔してんの笑｣
亜｢なに、なんかあったの？｣
『いや、何もないっすよ笑』
亜｢え〜、リーダーに秘密ごとはないと思うよ〜｣
隼｢もしかして、好きな人が彼氏できちゃったとか？笑｣
『は？』
亜｢え、てか玲於好きな人いんの？笑｣
やばい。亜嵐くんが知ったら、じぇねのみんなも知ることになっちゃう。
あわよくば、事務所内も、、
亜嵐くんは、自分では全然言ってるつもりはないけど、気づいたら言ってるみたいないちばん危険な人。笑
隼にこれ以上、そーゆーことを言わないように視線を送る。
隼はそれに気づいたけど、運悪く同時に亜嵐くんも気づいたみたいだった。
亜｢隼も知ってるのっ？
ほら、言いなさいっ。｣
玲｢えー、だって亜嵐くんすぐ言うじゃん｣
亜｢え、言わないよ笑
安心してっ｣
いや、安心も何も笑
それから、必死に抵抗して断り続けても中々折れない亜嵐くん。
なんで、そんなに俺の恋愛事情に興味があるのか、笑
隼｢もーいいじゃん笑
言っちゃえば？笑｣
亜｢そーだよねぇ？言っちゃいなよっ｣
確かに、これ以上黙ってても一生言われそうで逆にめんどくさくなりそう。
玲｢ん、じゃあ、もう分かった、、言うよ、
けど、絶対他の人に言わないでねっ 言ったらまじどーなるかわかってるよね｣
亜｢分かったけど、いちお俺の方が年上だからね？そんな言葉遣いするか？｣
玲｢だって、ほんとに信用ないから、笑｣
亜｢え、ひど笑
それよりはい、玲於の好きな人、誰っ？この事務所の人？？｣
玲｢違う。｣
亜｢女優さんか、アイドル？｣
玲｢違う。｣
亜｢え、一般人的な感じ？｣
玲｢うん。｣
亜｢へ〜！そーなんだ〜！でも、玲於が好きになるなんて意外だねっ
ほら、麗華ちゃん以来なんにも聞いてないし。｣
玲｢あー、｣
亜｢付き合ってるの？？｣
玲｢うん。｣
隼｢えっ？！そーなの！聞いてないけど！｣
玲｢だって、言ってないもん｣
亜｢え今度、見せてよ！｣
亜嵐くんには絶対見せたくないわ。
てか、誰にも見せたくない。
Aが可愛いことなんて、俺だけが知ってればいいの。
玲｢やーだねっ｣
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作者名：みかん。 | 作成日時：2020年6月8日 14時
