つんでれはいかがですか？

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ゆっくり離れて
やっと見えた塗の顔。





塗『好きだ』





小刻みに揺れてるその目は、
しっかり私を見てくれていた







『うそ、だ、』


塗『嘘じゃないよ、』









泣きたいわけじゃないのに


塗『俺、女の子泣いててもどうしたらいいかわかんないよ、』



こうやって また眉毛を下げた塗を困らせちゃう、、







『ごめ、』


塗『んーん、俺が泣かせちゃったもんね、』






横から俯く私の顔を覗きながら
大きな手で私の頭をぽんぽんしてくれた







塗『俺の、彼女になってくれ、る？』


『っ、当たり前じゃん！』




もっと可愛い答え 言えばよかったのに
後から後悔したけど、それはそれで私らしいのかな









塗『ねぇ、俺のこと好き？』






いじわるそうに聞いてくる塗。
絶対、知ってるくせに。





でもちゃんと私も素直になるから。






ちゃんと聞いてよ？








ふぅ……








『うん、好きだよ。……塗が好き。』






私がその言葉を言ったら

また君が優しく微笑んだ









そんな彼が愛おしすぎて、好きすぎて、




『もう、塗のばか！！』




ぎゅーって抱きしめた




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