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『うるさい、』
どうしてここが分かったの？
なんで迎えに来てくれたの？
聞きたいことたくさんあるのに。
不器用な私はそんなことしか言えなかった
よいしょって塗がしゃがんで
私の膝の上に置いた左手を握る
塗『つめた』
だって急に雪降ってきてたんだもん
って。
心で言ったって伝わんないけど、、、
塗『俺の好きな子のこと聞いたの？』
『、うん』
塗『……そっか、』
塗はもう片一方の手を出して、
私の手を両手で包んだ
私の冷たい手の温度が、
どんどん彼の男らしい手に奪われていく
それは、まるで私の気持ちがバレてるみたいで。
目線を合わせてくる塗に、
私は思わず下を向いてしまった
『……優しくて、可愛い子？』
塗『そ、でもちょっと子供っぽくて世話が焼けるところもあるし。俺が守りたいって思うんだ。』
……もう、、、ばか。
そんな優しそうな目で話さないでよ。
諦めきれないじゃん、
もし、塗が迎えに来てくれるの期待してたって言ったら どうする？
そう考えてはいなくても、心のどこかでは迎えに来てくれるって 思っちゃってたんだよ、私。
わがままだよね、
まだ自惚れしてるんだよね、
塗が私にお兄ちゃんみたいに接してくれると
ああ、やっぱり好きだなってなるけど、
私のことまだ子供扱いしてるんだ とも思っちゃう。
ううん、まだ私は子供なんだ。
目の前がだんだんぼやけてくる
ああ、自分泣いちゃうのか、
塗にまた迷惑かけちゃうよ？
頭の片隅にいる冷静な私はそう言うけど、
体はいうことを聞かなかった
ポタっ
私の服の上に 涙 が1粒、
もう1粒、
落ちた。
塗『上向いて？』
『っ、やだ』
塗『なんで？』
『やだ、』
やだやだやだ……
もっと泣いちゃうじゃん、
どんどん出てくる涙に
私は手のひらでゴシゴシ拭いた
刹那、
塗が 私の頬を掴んで上にあげた
塗『A、泣いてるの？』
『、るさい！』
反抗的な私の涙を親指ですくう
塗『ほら、そういうところ。守りたくなる』
『え？』
どういうこと？
そう言おうとした私の唇を
『っ、』
彼の唇がふさいだ
・
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ずん(プロフ) - 綺 麗 華さん» あけましておめでとうございます！毎回、コメントありがとうございます！！今年もよろしくお願います！ (2018年1月5日 22時) (
レス) id: 11a93e93e1 (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - みさきさん» 私も書きながらニヤニヤしてます。。笑 (2018年1月5日 22時) (レス) id: 11a93e93e1 (このIDを非表示/違反報告)
綺 麗 華(プロフ) - 元、綺蘿々美 麗華 *白米姫*です。明けましておめでとうございます！！今年のお話も楽しみにしています♪ (2018年1月5日 22時) (レス) id: e8303436cf (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - ずんさん» ツンデレ、、萌えます…笑 もうほんと読んでてにやけちゃいます！笑 (2017年12月30日 1時) (レス) id: dd35665e9b (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます！やっぱり、ツンデレいいですよね……笑 (2017年12月29日 20時) (レス) id: 11a93e93e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずん | 作成日時：2017年11月5日 22時
