つんでれはいかがですか？

18 ページ18

あれからしばらく時間は経って。





もう一回寝ようかなって持ったけど、
頭が痛いせいで全然眠りにつけないでいた。





どうしよ、、、




起きてもいいけど、
体がだるいからそんなに動けないだろうし。





塗起きるの、待っておこうかな





私はさっきまで
背を向けていた塗の方を向いた。








振り返るときに散らっと見えた時計の針は、
いつしか7時半を指していた。



これは、起こさないとやばいよね、






『塗ー』





とりあえず一度声をかけてみたものの

全く反応はない。






『塗ー！もう７時半だよ、っ！』




もう一度大きな声で呼びかけると、
いやそうな顔をしながら




私に抱き着いてきた。





塗の身長って大きいは言えないけど、
女の子の私にとっては、





塗も“しっかりとした男性”で。







私を抱きしめる大きな手も、

前髪から除く眉毛も

布団に隠れたゴツゴツしてる喉ごとけも、


塗の身体全てから、
塗は男なんだって教えられてる気がする。








そんなの知ってるし。

だって私は塗が好きだから。








そう自問自答して、

もう一度塗に声をかけた。





『塗！起きてよ！』



塗『わかった。。。』




３度目にしてやっと反応があった。
でも目はあいてない。笑



もちろん、私をホールドインしたままの腕は
しっかりと私を抱きしめたまま。




さすがに私もこの状況にドキドキが抑えられなくて、



『ぬーるー！』



ほっぺを引っ張ってみた。



塗『ん、、誰だよ。。』





昨日のこと、覚えてないのかな、？

すこしずつ塗の目が開いていく。





『おはよ、塗』

塗『A！あっ、体大丈夫？』




珍しくテンパりながらも
私を心配してくれる。



それも寝ぐせもついてて、
なんだかふわふわしている塗。




、、、可愛い。笑

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す