22 ページ22
気づけばお試し期間と言われてから1ヶ月が経っていた。
「 今日だね、 」
『 うん、今日だね。 』
離れるか離れないかを決める日、それが今日。
話し合いの場は俺の職場のすぐ近くの公園、
なんでこんなところでって思うかもしれないけど…気分?
2人で自然と向かった場所がここだった、それだけ
特に意味なんてない。
「 俺の気持ち、言っていい? 」
『 ん、聞かせて 』
裕翔くんをまっすぐ見つめて深呼吸をしてから、ゆっくりと話し始めた。
「 1ヶ月一緒に過ごして思ったこと、
まず 裕翔くんはすごく頑張り屋さんで、優しい人。
妹さんはもちろんだけど、目黒さんのことも 俺のことも、ちゃんと見てくれてて 気を遣ってくれて、周りを気にすることができるし…それに、目黒さんは裕翔くんを冷たい人だって言ってたんだけど 俺はそんなこと全く思わなくて。
あのね、裕翔くんに抱き締められた時 すごくあったかい気持ちになるの。体温のせいでぽかぽかするとかじゃなくて、心が落ち着くっていうか…。上手く言えないけど、ずっとこの腕の中にいたいって思う、裕翔くんの大きい手で ずっとずっと、俺のことを包み込んでもらいたいって思う。
どんな時でも冷静で、上品で、一緒にいてやだなって思わなくて。むしろ自慢したい。こんなに完璧な人が俺の恋人なんだ、ってみんなに言いたい。だから… 」
肝心なことを言う前に彼の人差し指が俺を妨げる、
『 もういいから
それ以上言われると俺が照れる 』
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わたあめ - 無理にとは言わないのですが、番外編欲しいです!えちありの!お願いします!(>人<;)主様大好きです!めっちゃ好みの小説でした! (2022年12月7日 22時) (レス) @page38 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - そらさん» そら様、コメントありがとうございます。素敵な中島くんだなんて、私にはまだまだ似合わない言葉です…でも、とても嬉しいです。ありがとうございます!次の作品も公開したので、是非覗いてみてください…! (2022年2月1日 17時) (レス) @page38 id: dc7854f336 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメ失礼します、次回作もとても楽しみです!!!無理なさらずに、素敵な中島くんを書いていただければなと、誠に勝手ながら思っております!頑張ってください! (2022年2月1日 17時) (レス) @page38 id: a0be244e9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しらゆき | 作成日時:2022年1月14日 22時