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俺は目を疑った。
まっって…めちゃくちゃイケメンな男の人が女の子と手繋いで来てるよ、、？
子ども達がいる間も消毒をしなきゃいけないのにも関わらず、
俺はその人から目を離せないままで。
結婚 してるのかな、
そうだよね、きっと、だからここに来てるんだ。
いやでも女の子と仲のいいお兄ちゃん…でも有り得る？
だって、あのイケメンさん 指輪付けてないし。
あ、もしかして、子どもと遊ぶのに適さないからって外してるだけかな…。
…って、何考えちゃってんだ俺は。
相手は大切なお客様で、俺はお客様の安全と健康を守るスタッフ。
ひとりの客を見つめるのも、次また会える未来があるのかも不透明な彼を自然と目で追ったままなのも、一目惚れ…みたいな、なんかそういう変な感情持つのも！ああだめだ、聞いたこともないはずなのに何故か彼の声が想像できてしまう。馬鹿だなほんと。
『 大丈夫ですか、って 俺の声聞こえてます？ 』
「 へっ、？ あ、っはい、なんでしょう！？ 」
その一声で現実へと戻された俺は固まった、
その声の " 主 " が、目の前で俺の顔を覗き込んでいたから。
『 いや、視線感じたんで。何か言いたい事でもあるのかと 』
俺の焦る様子など気にもせず、そして顔色ひとつ変えずにそう言う彼。
今は仕事中、山田、気を抜くな。正気を取り戻せ。
心の中で言い聞かせながら精一杯のビジネススマイルを作り
「 随分と若いお父さんだな〜と思いまして！ついうっかり、」
すみません、、と謝れば 何やらため息をついている様子。
「 えっ…なにか、お気に召さない事言っちゃいましたかね、？ 」
『 俺、こいつの父親じゃないですよ 』
「 あっ…、そう、、でしたか！ 」
小さく頷き女の子の手を引いてエアートラックへと向かって行くその後ろ姿を見ながら俺は思ったんだ
自分の子どもじゃない、それが分かっただけで
こんなにも安心するものなのか。
彼女とか…いるのかな、
ただのお客様なのに ここまで考えたの初めてだよ。
だけど
惚れるとか、かっこいいとか、そんなの今はどうでもよくて
あの人の名前、知りたい。
いつか聞けるかな、聞けるといいな。
相手はお客様なのに、、ごめんだけどちょっとだけ。
まだ名前も知らないあなたのことを想わせてね。
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わたあめ - 無理にとは言わないのですが、番外編欲しいです！えちありの！お願いします！(＞人＜;)主様大好きです！めっちゃ好みの小説でした！ (2022年12月7日 22時) (
レス) @page38 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - そらさん» そら様、コメントありがとうございます。素敵な中島くんだなんて、私にはまだまだ似合わない言葉です…でも、とても嬉しいです。ありがとうございます！次の作品も公開したので、是非覗いてみてください…！ (2022年2月1日 17時) (レス) @page38 id: dc7854f336 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメ失礼します、次回作もとても楽しみです！！！無理なさらずに、素敵な中島くんを書いていただければなと、誠に勝手ながら思っております！頑張ってください！ (2022年2月1日 17時) (レス) @page38 id: a0be244e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらゆき | 作成日時：2022年1月14日 22時
