外して、愛の鎖を。3 (ページ1)

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EP98 ページ1

ーーAsideーー

部屋を出ると、時間のありそうな人を探した

誰か、いないかな。。

接待で休憩中の人…。。。

.

時間的にも廊下には誰もいない

どうしよ。。

.

そう思って、広間に行くと

一人、ソファーに座っている人がいた

『崇裕さんっ！』

「なに？1メートル以上は近づかんといて」

『あ、そうでしたよね。。』

「ま、10万払うなら近づいてもええけど」

『……。。じゃあ、5万払ってわたしが助けてって言ったら、助けてくれますか？』

「は？」

『あっ、いえ、冗談です。
失礼しました』

やっぱり、崇裕さんは怖い。。

この前、助けてくれた時はカッコいいって
少しは思っちゃったけど…。。。

.

「助けてほしいなら、早く言って」

後ろから聞こえてきたのは間違えなく

崇裕さんの声だった

『え…。。』

「Aが助けてって言うんやったら、
無償で助けるし。。せやないと、淳太が怒るから。はよ、言えや」

『は、はい。。』

意外な言葉すぎて、
びっくりした。。

最後、淳太さんのせいにしたところ、
ちょっとかわいいかも…。

「んで、なにがあったん？」

『大したことではないんですけど、
大毅さんに誰か呼んでこいって言われて…』

「あっそ、Aの部屋に行けばええの？」

『はい。。』

.

ダイキ「遅いわ」

『ご、ごめんなさい』

タカヒロ「シゲ、なにがあったん？」

ダイキ「これ、見てや」

大毅さんがカーテンを示すと、

崇裕さんは驚いた表情をした

タカヒロ「これ、だれがやったん」

ダイキ「分からへん」

タカヒロ「窓ガラスまで割ってくって
酷すぎやろ」

ダイキ「ほんま、ありえへん。
とりあえず、A！誰かの部屋に泊まらせてもらったらええ。この部屋は風も入ってくるし、窓ガラス直るまで無理やろ」

タカヒロ「せやな、乃亜とかに聞いてみ」

『はい…ありがとうございます。。』

わたしは自分の部屋を出ると、

乃亜の部屋に向かった

確かに、あの部屋に暮らすのは寒いかも。。