春待つ僕ら #WEST (ページ5)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:40,656 hit

#春……5 ページ5

中間「なんやそれ」

「だから、私に協力してくれるのはとても嬉しいんですけど、私が嫌われます。そんなアイドルのみなさんと一緒にいるなんて」

濱田「言っている意味がようわからんな」

「簡単に言うと、協力しなくて大丈夫です。友達がいなくても平気なんで…」

桐山「Aは俺たちに出会えてラッキーやったな」

「な、何言ってるんですか？」

重岡「せやな！ラッキーやった！！Aが周りの人から嫌われなくても、俺たちが協力できる方法があるっちゅうことやろ？」

桐山「そうそう！俺たちに任せとき！！」

人の話、聞こえてますか？って

思ったけど……

協力してくれるって言ってくれたのは

本当に嬉しかった

言葉ではあんなこと言ったけど、

ナナさんがいなくなってからは

私と向き合ってくれる人もいなかったから

なんだか不思議とこの人たちを信頼できた

中間「と、その前に……望！Aの容姿どう思う？」

小瀧「う～ん？中の上やな」

重岡「前カフェにおった店員さんの方が綺麗やもんな」

「ナナさんは容姿端麗なんです！」

重岡「ナナさんって言うんや」

小瀧「てか、なんで眼鏡かけとるの？」

「目が悪いから」

小瀧「コンタクトは？」

「なんか、怖いからしたくないです」

小瀧「あと、その前髪どうにかならない？」

「って言われましても…」

桐山「これは淳太の力借りるしかないな」

中間「任せとき」

と桐山くんが言うと、中間くんが

誰かに電話をかけ始めた

重岡「ほら、立って！いくで」

「えっ…午後の授業は…？」

濱田「そんなん1日くらいサボったってばれへんって！」

そう言われ、

両手を重岡くんと濱田くんに掴まれて

無理矢理どこかに連れてかれる

私はどうなってしまうの……！？