春待つ僕ら #WEST (ページ17)

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#春……17 ページ17

昼休みを終えて

午後の授業を受けていた

どうやら3年生は体育らしく、校庭には

淳太先輩、照史先輩、濱田先輩がいて

サッカーの授業だった

濱田先輩は運動的なことならなんでもできるみたいで

サッカーがすごいうまい

そして、3人が同じチームにいると

いきのあったチームプレーで

サッカーだろうと相手チームも圧倒されてた

淳太先輩を除いて…笑

.

放課後、

いつもの通りゴミ捨てを頼まれ

ゴミ捨ての帰り道

3年生の教室の前を通ると

濱田先輩らしき人が頭を抱えて

教室に1人でいた

一回通り過ぎたものの、もう一度戻ってみる

やっぱり濱田先輩だよね！？

「先輩？」

濱田「Aちゃん！！！どしたん？」

「濱田先輩こそどうしたんですか？部活、お休みなんですか？」

濱田「それがな、数学の月例テストで赤点取っちゃったってわけなんや！」

「赤点！！笑」

濱田「笑わんといて！これでも真剣にやっとるんやから！」

「ごめんなさい…笑」

濱田「廊下じゃなんやから、教室に入って！」

「失礼します…」

三年生の教室は……

二年生の教室と何も変わらない！笑

けど、、強いていうなら大学のパンフレットがあるくらい？

「濱田先輩も今年は受験生なんですね…」

濱田「そうやで、驚いたやろ？もう受験生なんやなぁって…」

「なんでこの高校に入学したんですか？」

濱田「なんで？なんでやろうなぁ。照史が入学するって言っとって、じゃあ俺もそうしようかな…みたいな感じやったっけ？」

「淳太先輩は？」

濱田「淳太は頭がいいからもっと上の学校を目指してたはずやったんやけど、いざ入学したら同じ高校やったって感じやな…
多分、淳太のことだから、俺らがほっとけなかったやない？」

「そうなんですね…」

濱田「ていうかさ…淳太は淳太先輩やのになんで俺は濱田先輩なん？」

「え……流れで……」

濱田「淳太みたいに下の名前でええやん！」

「崇裕先輩？」

濱田「それも違和感あるな…笑」

「濱ちゃん先輩！」

濱田「いっそう濱ちゃんでもええで？」

「濱ちゃん！」

濱田「やっぱりそれが一番ええな！」

「了解です！話、戻るんですけど…大学に入学したらバスケ部のみなさんバラバラになっちゃうんですね…」

濱田「せやな…考えたことなかったかもしれへんな…」