外して、愛の鎖を。（JW）

EP28 ページ28

ーーAsideーー






『んっ……』





頭が痛くて目がさめると、

カーテンの隙間から太陽の光が差し込んでた





『あれ…？わたし。。』




ダイキさんが来てからの記憶が全くなくて

状況が理解できてない。。



ん？ダイキさん…？






寝返りをうって横を向くと、

裸のダイキさんの姿が…。。





『えっ。。ちょっ…ん？』



自分も裸ってことに気づいた


ってことは…酔った勢いでわたし。。。





ダイキ「んー？あっ、Aおはよ……」


『えっ、あのー。わたし。。』


ダイキ「昨日激しくてびっくりしたで。
楽しませてもらったけど…」


『うそっ！！』


ダイキ「あっ、続きやる？はい、チュー」


『あっ、その…これは。。』








ガシャンっ







なにかガラスが割れる音がして

テーブルの方に目を移すと、立ち尽くしている
ノゾムさんの姿が…。。




ノゾム「昨日、ファーストキスは大事にしろってゆうたやん」


『ノゾムさん…』



ノゾム「シゲっ！」



ダイキ「なに怒っとるん？いつものことやん。」


ノゾム「早く服きぃや。風邪引くで」


ダイキ「はいはい。分かったよー」


ノゾム「流星に言えばええんやろ？
今日、シゲとそこの女がーって」


ダイキ「え？流星？」


ノゾム「ジュンタにもいうで？」


ダイキ「何でジュンタ？」


ノゾム「シゲ、知らんの？ジュンタの気持ち…」


ダイキ「ジュンタの気持ち？」


ノゾム「まぁ、ええや。面白いやん」


ダイキ「え？なにが…なになに？」







パンツ一丁でノゾムさんを追いかけて行ってしまったダイキさん…



ていうか、そんなことより。。

悲しい。悲しすぎる…


わたしのファーストキスを
酔っ払った勢いで。。(泣





ベッドから起き上がると、服を着て
テーブルに向かって歩き出した




『痛っ…なにこれ。。』




壊れたガラスを踏んでしまい、
足から血が出てきた




『これ、さっきのノゾムさんの…』





床には割れた花瓶と紫色のクロッカス…




『でも、なんで…』







確か。。紫色のクロッカスの花言葉は…

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