電話 ページ2
ふぉいside
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙと電話が鳴る。
スマホには見慣れた名前が浮かんでいて、
何事かとスマホを手に取り、
下の電話マークをスっとスワイプした。
「やっと出た！もしもしお兄ちゃん！？
3コールで出てよ！！！」
ふぉい「うるさい。耳元で叫ばんで
ってか今何時かわかっとる？8時よ？
早朝よ？」
「早朝じゃないと思うっちゃけど...」
ふぉい「俺からしたら早朝やし...
で、何？」
「あんさー、私東京の大学行くやん？
で、今日から上京なんやけど、
一人暮らしすんのに、物件探してなかった」
ふぉい「馬鹿やん。」
「そういう事言わんでくれる！？
泣くよ！？」
勝手に泣いとけ、そう思いながらも
やばくないか、とも思った。
東京は人も多いし、住むところがないと...
「でさー...その、だからさ...」
ふぉい「待って、嫌な予感しかせん」
「待たんしw
その、兄ちゃんの家住ませて
ヒカルくんだっけ？
その人に家買ってもらってたやん。
めっちゃいい所〜」
ふぉい「無理！
本当お前を家にあげるとか嫌やし。」
「それは草」
ふぉい「笑い事じゃないしね！？
俺大体事務所住んでるし。」
「はあ？絶対うそやん。
あんな事務所住むくらいなら家住むやろ。((
本当だとしたら私も事務所に住めばいいやん」
ふぉい「阿呆か。レペゼンメンバーもみんな住んでるとよ？しかもくそ汚いし」
「別にいいし。
ってか私そんなお兄ちゃんと
住みたい訳では無いんよ。ただ、電気代とか払わなくていいし？ラクじゃん。
あと別に気ぃ遣わんでいいとよ？」
ふぉい「俺が良くない」
「うーむ...
じゃあさ、他のメンバーがいいよ！って言ったら私住むわ。
そんなお兄ちゃんの意見大事やないし((
他のメンバーがダメって言ったら住まん。」
ふぉい「...いや、でも」
「お願いｯ！！！」
はぁ、と大きなため息を吐く。
ふぉい「聞くだけやけんね。」
「ありがとおおおおおお！！！！」
ふぉい「うるさい」
ブチッと電話を切って他の奴らに聞きに行く。
あいつらと一緒に住まわせるとか正直心配しかないんやけど...
社長「いいっちゃない？」
まる「いいよ、可愛いし」
脇「胸でかいからいいよ←」
銀太「別にいいんやない」
チバ「いいっすよ」
まじかよ...
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作者名：まぺらむね | 作成日時：2019年8月27日 20時
