・・・�� ページ38
彼女が僕よりも、吉良を選ぶ理由はなんだ……？僕のことを大好きとか言っていたくせに。
……まさか、吉良に__
「一目惚れか⁉」
「はい？」
違うのか……じゃあ、なんだよ！
「あの__」
「ヘブンズドアー」
最初からこうすれば良かったな。あれこれ考えるよりも。ええと__
【露伴先生のバイトも絶対にしたいけど……私のせいで、吉良さんはあんなことになったから】
あんなことってなんだ？もう少し前のページか……。
【吉良さんが私を庇ったせいで骨折してしまった。あの時、彼が私をベッドに押し倒さなければ、あの重い壺が私に直撃してたんだ】
重い壺から守るために、吉良はAをベッドに押し倒したってことか……って！待て待て待て待て待て待て！そもそも、何でふたりは寝室なんかにいたんだよ？……ん？家政婦という仕事柄、部屋を案内したため__か。
つまり、吉良が骨折した原因に少なからずAが関わっているから、それに責任を感じてってことか。ふ〜ん、彼女らしいなァ。じゃあ、吉良への恩を忘れてバイトを断る、とでも書こうかな。
考えながらパラパラと捲っていたページを、ピタッと止めた。ヘブンズドアーについて思ったことの記憶に、目が止まったからだ。
……こんなに嫌がっていたのか。僕と会話していた時は、怖いとだけ言っていたが。
過去に読んだ記憶のほとんどが、彼女にとっては辛いことばかりだったが、そういった記憶を読まれたくないという気持ちが、これほど強いとは正直思ってもいなかった。
僕が読んだことも、記憶を書き換えたことも、絶対にわかりはしない……だが__
あることを決意すると、スタンドを解除して彼女に背を向けた。
「そろそろ帰るから、おぶされ」
「あ、はい」
「それと__吉良のところのバイトをやめる気になったら、いつでも来いよな」
「は、はい！ありがとうございます！」
僕は今後、Aに対してだけはスタンドを使わない。
始めはこの気持ちに戸惑いもしたが、君の嫌がることはしたくないと、そう思っている自分がいるからだ。
例え、それが君にわからなくても__この岸辺露伴は、Aにだけは二度とスタンドを発動しない。
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
